年代測定 ウラン-鉛法

学生時代に、年代測定の話でウラン-鉛法を受講しているはずなんだが、K-Ar法やC14法とか、フィッショントラック法は結構覚えていても、あまり覚えていない。

仕事では使うことはまず無いと思うが、忘れちゃってても寂しいので少し復習してみました。
山賀進先生のページ:火山岩に適した年代測定のようです。

日本最古5億年前の地層、茨城の山地で発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

日本最古5億年前の地層、茨城の山地で発見

 約5億年前にできた日本最古の地層を、茨城大や国立極地研究所の研究チームが茨城県日立市北部の山地で発見した。

 日本列島誕生の時期が、従来説より最大で6000万年さかのぼる可能性がある。教科書を書き換える成果で、秋田市で20日から始まる日本地質学会で発表する。

 同大の田切(たぎり)美智雄教授(地球科学)らは山地の2か所で火山岩を採取。マグマが冷えて固まると、時間とともに内部のウランが鉛に分解される点に着目し、ウランと鉛の含有率から火山岩のできた時期を調べた。

 その結果、2か所の火山岩は5億600万年前と4億9800万年前のものと判明した。日本最古の地層はこれまで、岐阜県の飛騨山脈にあるオルドビス紀(4・9億~4・4億年前)のものとされてきたが、カンブリア紀(5・4億~4・9億年前)という一つ前の時代にできたものになる。
(2008年9月19日23時14分 読売新聞)

Follow me!

年代測定 ウラン-鉛法” に対して0件のコメントがあります。

  1. Daniel より:

    素朴な疑問です。
    「マグマが冷えて固まると、時間とともに内部のウランが鉛に分解される点に着目し、ウランと鉛の含有率から火山岩のできた時期を調べた。」
    とありますが・・始めにどれだけのウランがあったのか、どうやってわかったのでしょうか?

  2. happyman より:

    Danielさん。コメントありがとうございます。
    年代測定を専門に扱ってないので、私からの解説では・・・納得されないと思いますので、私の母校の先生のWikiを別記事にあげます。
    ウランは色々な放射性元素が入っているので、それを上手く使っているようですが・・・

  3. ウラン-鉛法(U-Pb法)の解説(手抜き)

    ウラン-鉛法について、質問されたので何か上手い解説法がないかと思ったのですが、た…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください