メタンハイドレート

7年前の技術士試験で、「メタンハイドレート」について書いたのですが、今思えば結構頓珍漢なことを書いています。
原油価格が投機目的で乱高下しているので、エネルギーの安定確保に向けては研究したい課題ではあると思いますが、一体どうやって採算のとれる採掘方法をするのでしょう。

やっぱり、地球深部探査船「ちきゅう」が登場するのだろうか・・・

メタンハイドレート:商用採掘に本格着手へ 産学官連携で – 毎日jp(毎日新聞)

メタンハイドレート:商用採掘に本格着手へ 産学官連携で

2009年7月15日 20時29分 更新:7月15日 22時8分


メタンハイドレート分布が推定される海域

 政府は、次世代の燃料資源として期待される「メタンハイドレート」の商用採掘に向けた取り組みを本格化する。今年度から海底に眠る資源を採掘する技術開発に着手、12年度後半をめどに海洋で世界初の試掘を実施し、18年度の商用化を目指す。日本近海には国内天然ガス消費量の100年分に相当するメタンハイドレートが存在すると言われており、資源小国の日本にとって有力な国産エネルギーとなる可能性がある。

 経済産業省が01~08年度に実施した日本近海の海底調査の結果、西日本の太平洋側を中心にメタンハイドレートの集積層が広く分布していることが判明している。ただ、いずれも水深500メートルを超す深海の海底にあるうえ、周囲を砂と泥が混ざった軟らかい地層に覆われているため、石油や天然ガスで培った従来の技術では採掘が困難だった。

 このため政府は、海洋試験に向け、強い圧力がかかる深海の環境や、軟弱な地盤を再現できる室内実験施設を整備し、具体的な採掘方法の検討に入る。同時に、メタンガスが海中や空気中に溶け出した際の生態系への影響など環境面での課題も探る方針だ。

 採掘地は、東海沖から四国沖にかけて広がる「東部南海トラフ」周辺で見つかった集積層を予定しており、14年度までに2度、試験採掘する計画。海洋での資源開発や地底調査に実績のある民間企業の参加も呼びかけ、産学官が連携して早期の商用化を目指す。

 新興国の経済発展に伴う需要増で石油や鉱物価格が上昇する中、商用化が進まず手つかずの状態にあるメタンハイドレートに対する国際的な関心は高まっている。日本周辺でも中国や韓国が資源調査に着手しており、政府は他国に先駆けて採掘技術を確立することで、資源獲得競争を優位に進めたい考えだ。【赤間清広】

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