作るよりも撤去する時間のほうが長い原発

私は原発反対論者ではありません。
PCを使い、新幹線にも乗り、電気を湯水のように使っていますから、それに対応する電気の供給源に反対するつもりはありません。火力発電所もCO2を排出するから・・・なんてことは言いません。

ここで気になったのは、時間の長さである。
○作る方
浜岡原発6号機:2018年運転開始を目指す→9年くらいで完成および営業運転。
●撤去する方
浜岡原発1号機・2号機:廃炉まで約20年。2029年。付帯設備の撤去まで・・・かなりかかりそうです。

エネルギー政策というのは、色んな物が噛み合っているから批評はできないけれども・・・
使用後の処理に四半世紀以上かかる設備というのは、スゴイものだなと思ってしまう。

浜岡原発1・2号機廃炉、6号機設置を正式決定…中部電力 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

浜岡原発1・2号機廃炉、6号機設置を正式決定…中部電力

 中部電力は22日午前の臨時取締役会で、浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の1、2号機を廃炉とし、6号機を新設する計画を正式に決めた。
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 商業用原子炉の廃炉は国内3例目だが、廃炉と新設を同時に行う「リプレース」方式は初めて。

 同社の三田敏雄社長は同日午前、御前崎市を訪れ、石原茂雄市長に計画を伝えて協力を求めた。石原市長は「個人的には理解したい。関係機関には十分説明し、市民が安心、安全を確信できるようにしてほしい」と述べた。三田社長は午後には静岡県庁で石川嘉延知事にも説明する。

 計画によると、点検などのため運転停止中の1、2号機はこのまま運転を再開せず、燃料プールに保管されている使用済み燃料を取り出し、放射性物質の除去などを行う。廃炉には約20年かかるとみられる。

 新6号機は改良型沸騰水型軽水炉で、出力は140万キロ・ワット級。5号機の東側に建設し、運転開始は2018年頃を目指す。また、使用済み燃料を一時保管する貯蔵施設を同原発の敷地内に新たに建設する。

 中電は廃炉に伴って計1550億円の特別損失を計上、2009年3月期連結業績予想を下方修正し、税引き後利益が780億円の赤字に転落する。
(2008年12月22日12時29分 読売新聞)

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