将来の地質屋さんかな?
宝くじにあたるような、ラッキーな話でありますが・・・将来の夢は、学芸員だそうです。
なかなか地学を学校で教えなくなった現在、こんな風に興味を持ってくれる子は嬉しいと素直に思います。
小4女児、白亜紀前期の新種エビ化石を発見…学術名にも : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
小4女児、白亜紀前期の新種エビ化石を発見…学術名にも
白亜紀の新種エビの化石を発見した熊谷菜津美さん=原田拓未撮影
発見された白亜紀の新種のエビの化石=原田拓未撮影大阪府阪南市の市立尾崎小4年、熊谷(くまがい)菜津美さん(9)が、和歌山県湯浅町の地層から、白亜紀前期(約1億3000万年前)のものとみられる新種のエビの化石を発見した。
ロブスターなどの祖先にあたるアカザエビ科ホプロパリア属の新種で、白亜紀前期の同属の化石は世界的にも発見例が少なく、国内では群馬県に続き2例目という。発見者の名前にちなんで「ホプロパリア・ナツミアエ」と命名された。
このエビは、体長が10センチ以上とみられ、約5・1センチの長いハサミ(鋏(きょう)脚(きゃく))が特徴。
熊谷さんは昨年12月、和歌山県立自然博物館(海南市)が企画した発掘イベントに父親と参加。約3時間にわたり化石を探し回ったが、見つからず、悔しくて泣きながら拾い上げた石にエビの化石が含まれていた。同博物館などが調べて新種と判明。今年9月、メキシコの学会誌で紹介された。
同博物館が10日開いた記者会見で、熊谷さんは「名前が学名として残るのはうれしい。将来、博物館員になって、爬虫(はちゅう)類や魚類の化石を勉強したい」と笑顔を見せた。化石は13日から同博物館で公開される。
(2008年12月10日20時37分 読売新聞)