能登半島の今昔マップが整備されていたのだが
2026年8月27日に発生した能登半島の集中豪雨で発生した浸水被害をみていた際に、能登半島に今昔マップなんて無かったよなと思いつつ今昔マップを開いたら、「能登」と項目ができていた。そんな話。

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(2000~2022年)


今昔マップのサイトってほぼ公共インフラ化しているので、不安定な運営はどうなんだろうと思っては居ますが。
能登半島の今昔マップ(能登今昔地図)の整備経緯
GeminiNoteBookLMにまとめてもらった。
令和6年能登半島地震(2024年1月)の後、被災地の復興都市計画や土地の履歴把握を迅速にサポートするため、東京都立大学、岩手大学、九州大学などの都市計画・防災分野の研究者有志によって、「今昔マップ on the web」がカバーしていなかった能登半島全域の旧版地形図がデジタルタイル化され、整備が進められました。
主な特徴と整備の経緯:
- 有志による未整備エリアの拡張: 埼玉大学の谷謙二教授が個人で開発・運営する「今昔マップ on the web」では、能登地域は金沢・富山周辺などの主要都市部のみがカバーされ、能登半島北部や中部の多くはカバーされていませんでした。復興まちづくりの合意形成や、過去の河川流路・造成の履歴を把握することが急務であったため、前山倫子氏(東京都立大学)、益邑明伸氏(東京都立大学)、荒木笙子氏(岩手大学)、福田崚氏(九州大学)らの研究者が立ち上がり、国土地理院所管の旧版地図(5万分の1および2万5千分の1地形図)を自ら高精度にデジタルタイル化しました。
- 時代区分の整合性とオープンデータ化: タイル化するにあたっては、「今昔マップ」の「金沢・富山」エリアに収録されている年代スライス(明治、昭和戦前、昭和戦後、平成など)と完全に整合するように時間を揃えて整備されました。これにより、能登半島全域から金沢・富山都市圏まで新旧地形図の比較が途切れることなく閲覧可能となりました。データはWebGIS標準形式(webpなど)で一般に無償公開されています。
- 画期的な座標変換(TMS→XYZ形式)APIの実装: 谷教授の「今昔マップ」が採用しているタイルの座標配信システム(TMS形式)は、現在のWebGISデファクトスタンダード(XYZ形式)とはY軸の増加方向が逆(反転)になっています。有志チームはこれを解決するため、リアルタイムに座標を計算しリダイレクトする変換API(
old-maps-api)を自ら開発・実装しました。これにより、谷教授のサーバーに無用な負荷をかけたりデータを複製してポリシーに反したりすることなく、「今昔マップ」の既存の地図画像と、今回の能登半島拡張部分を一つのオンラインマップ「能登今昔地図」上でシームレスに重ね合わせて利用することを可能にしました。
今昔マップon the webに公開されている能登地域(ちょっと微妙)

今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷謙二(人文地理学研究室)
今昔マップの能登をみてみると、年代別地図分類が、1966年~というものしか無く、他の地域とは異なって戦前のものは整備されていない。
なにか有るのか知らないですが、Webでみる今昔マップは少々微妙です。
QGISでも読めるコードがあるのか、試してみます。

http://ktgis.net/kjmapw/kjtilemap/noto/01/{z}/{x}/{-y}.png
こういう仕組みなら、能登地域もやってみようとしましたが、どうも上手くいきません。
QGISでは使えないのでしょうか?
QGISでは能登今昔地図のタイルマップサービスを利用する
GISのデータ整備事情もどんどん変化しているため、今昔マップのサービスそのものも色々古くなっているようです。
例えば、タイルマップのデータは、軽くするためにPNGファイルからwebpファイルが主流になりつつあったり変化しています。そんなオンラインマップ「能登今昔地図」というのに行き着きました。

能登地域の旧版地図タイルマップサービスについて – 災害復興GISデータアーカイブ
能登今昔地図
そのサイトにタイルマップが公開されているので、これをQGISで利用します。


東京都立大学の益邑先生のサイトで公開されているみたいです。

QGISに能登今昔地図が表示できるようになりました。
私が言えた口ではないのですが、国土地理院さんかどこかが音頭取って、今昔マップ含めて公的サーバーで管理して欲しいと思うところです。
