新御堂筋の立て坑せり上がりの原因は、孔壁に充填剤を入れていなかったという発表がされた
周面が軟弱地盤だと、摩擦を上げるための充填剤を入れる前に孔壁が自立しないので密着してしまうような気がするんだが。


新御堂筋でせり上がった鋼鉄管、軟弱地盤との隙間埋める充填剤を使用せず…工事受注業者「深くお詫び」 : 読売新聞
立坑の施工方法はロックシャフト工法らしい
この記事をみてもう一度この事故の復習をしてみた。
立坑の施工方法は「ロックシャフト工法」ではないか?というSNSをみた。
https://x.com/qJk8OLaAsHUQyRJ/status/2032375840147910714
ロックシャフト工法協会というものがあるらしいのでそのホームページを見てみた。




ロックシャフト工法協会|より深く、より高精度に、より効率的に。ケーシング立坑の築造なら「ロックシャフト工法」
今回の事故現場は、上空に高架橋が走っていましたから、この省スペースの工法が採用されたことは納得がいきます。
圧入機で圧入しながらバケット(ハイドログラブ)で土砂を掻き出していたのはイメージができます。
圧入工法は周面摩擦が大きくなるので滑材を使っているはず
施工の専門家ではないのでここからは私の勉強のための記録であります。
圧入工法は、地中深部に鋼管を圧入していくのに従い周面摩擦が大きくなるため、滑らせる滑材を使うことは聞いたことがあります。
今回の現場も滑材を使ったでしょうから、そのあと裏込め材に置換しなかったということなんだろうか?
最近では、自硬性(硬化遅延型)滑材というのがあるらしく、施工中は滑材として使用し、施工後硬化して、裏込め剤の効果が期待できるという夢のような材料があるそうです。

推進工法向け遅硬性滑材『SS-パック』 ヤマワ | イプロス
硬化するタイミングも調整が可能なようで、硬化確認ができれば坑内の水を抜いても浮き上がることはないようです。
これらの細かいことは表に出てこないでしょうから、どこに問題が発生したのかは知ることはできないと思いますが、こんなことがあったのかなあ?と妄想してみました。
大阪市の新御堂筋で鋼管が約18m隆起したらしい | 地質屋さんと呼ばないで
深層地下水の地下水頭の浮力は怖いな(大阪市の鋼管隆起事故) | 地質屋さんと呼ばないで
