NHKスペシャル「”夢の丘”は危険地帯だった ~土砂災害 広島からの警告~」を録画で見た(1)
NHKスペシャル「”夢の丘”は危険地帯だった ~土砂災害 広島からの警告~」を録画で見た。
NHKスペシャル|”夢の丘”は危険地帯だった~土砂災害 広島からの警告~
再放送は、2014年11月10日(月)午前0時50分~1時39分(9日深夜)だそうです。
今回のNHKスペシャル、結構平たい視線で淡々と何がどうだったかとまとめられていました。
いつも通り、亡くなった人がどんな人で・・・というのがときどき入っていましたが、何がこうだったのか?というのが冷静にまとまっていたような気がします。
結構内容を盛ってきたので、自分のノートがとれるかどうか微妙な感じです。
夢の丘・・・確かにマイホームは一国一城の主の夢か・・・
今回の広島市の土砂災害の検証が始まった。
これだけ見れば、沢筋の渓床部の表層崩壊である。あとでその辺の説明が出てくる。
実際に土砂がどういう風に流出したのかのシミュレート。最大で高いところは3mを超える土石流。
京都大学防災研究所竹林准教授のコメント。
「土石流が流れてくる直下流に多くの家があることですね」
「土砂災害に対して無防備な状態で宅地の開発が進められて、防災のこと、土砂災害のことを強く意識した宅地開発にはなってないことは確か」
遺族:「どうしてこんな所に住んだんやろうと思うと悔しい」
高度経済成長期に進められた、宅地開発の検証。急峻な松葉(天井林)に宅地造成がされる。
そのころから、「夜寝ていて雨が強いときには石が転がる音、ゴロゴロゴロゴロ、すごい音がする。」
1世帯1住宅政策、「我々も一生の事業(家を持つこと)として、かけていましたから、なかなか引くわけに行かないですね」
結局、宅地の安全よりも、トータルコストのトレードオフを取って家を建てた。
そんな中出てきた都市計画法「昭和44年」。
市街化区域と市街化調整区域に区分する政策。
市街化調整区域に指定されれば地価が下がるため、地主の意見を受け入れざる得ない端境部の調整が進む。
一番危ない場所も市街化区域に入れられる。家を建ててもらいたくない所ですね。
結果こんな不自然でいびつな市街化区域が設定された。
元広島県職員「じくじたるところがありますね。もう一つ自分が鬼になれたかという問題」
結局、地元の言葉を受け入れるしかなかった。
(続く)