お土産の岩石試料から小学生がセミの化石を見つけたニュースを見て、第四系更新統の「塩原湖成層(塩原層群)」に興味が沸いた話

恥ずかしながら関東地方の地質はあまり知らないのですが、たまたまネットでこんなニュースに目が止まりました。

お土産の岩石試料からセミの全体化石が見つかる

小学生が見つけた。発掘したわけじゃないが、まあいいか。
SnapCrab_NoName_2026-4-5_18-26-57_No-00.png
SnapCrab_NoName_2026-4-5_18-27-12_No-00.png
「お土産」から貴重なセミ全身化石 約30万年前、小学生姉妹が大発見:時事ドットコム
そういうわけで、セミの全身化石が見つかることは珍しいらしい。
30万年前の地層?えらい若いな。
大阪層群が、数十万年前~300万年前に堆積した地層とされているので、大阪層群でも新しい側の地層だし、名古屋だと熱田層の下部がその辺りになる。

木の葉化石園のある塩原層群とは

あれこれネットに散らばっている情報をNoteBookLMに入れてまとめてもらった。

塩原層群(しおばらそうぐん)は、栃木県那須塩原市の塩原盆地に分布する、約30万年前から41万年前(第四紀更新世中期、チバニアン期)の地層です。

1. 成り立ちと地形

  • カルデラ湖の堆積物: 高原火山(たかはらかざん)の巨大噴火によって直径約5〜6kmの「塩原カルデラ 」が形成され、そこに川がせき止められてできた「古塩原湖(塩原化石湖)」の湖底に堆積したものです。
  • 分布: 現在の塩原温泉郷が位置する盆地に、東西約5km、南北約3kmにわたって三日月型に広がっています。
  • 層の厚さ: 盆地の中心部(宮島付近)では、地下約400メートル以上にわたってこの堆積層が続いていることがボーリング調査で判明しています。

    SnapCrab_NoName_2026-4-5_18-43-30_No-00.png


    SnapCrab_NoName_2026-4-5_18-44-33_No-00.png


    塩原カルデラ

2. 地層の特徴

  • 珪藻質泥岩と葉理: 湖の中心部の穏やかな環境で堆積したため、バウムクーヘンのような非常に細かい縞模様(葉理)が発達した珪藻質の泥岩が主体となっています。
  • 堆積環境: この縞模様は、春から夏に発生した珪藻の死骸と、秋から冬にたまった泥が交互に重なってできた「年縞(ねんこう)」と考えられています。

3. 産出する化石(木の葉石)

  • 保存状態の良さ: 葉脈の細部や動物の体毛まで確認できるほど、例外的に保存状態が良いことで世界的にも知られています。
  • 植物化石: ブナ、ミズナラ、カエデなど100種類(研究によっては170種類以上)を超える植物が報告されており、当時の気候を推定する貴重な資料となっています。
  • 多様な生物: 植物以外にも、昆虫、魚、カエル(シオバラガエル)、ネズミ(ヒメネズミなど)、さらには鳥の羽毛など多種多様な化石が発見されています。

    SnapCrab_NoName_2026-4-5_18-48-22_No-00.png


    木の葉石 - とちぎふるさと学習

4. 近年の重要な発見

塩原層群は、明治時代から続く長い研究の歴史を持ちながら、現在もなお新しい発見が続く学術的に極めて価値の高い地層です。

塩原層群はチバニアン期だそうです

一時話題になったチバニアン期ですが、ちょうどチバニアン期に相当するらしい。

SnapCrab_NoName_2026-4-5_19-0-25_No-00.png
日本の地質百選:塩原湖成層と木の葉石[地質情報ポータルサイト]

生物遺骸が分解されにくい堆積物が厚く分布していることから化石の保存性がすごく良いことを理解しました。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください