建設コンサルタントと大学の研究員の二足の草鞋を履いた人の労災認定された件について雑感
キャリアアップで、建設コンサルタントに勤務する人が大学に行って学位を取られている優秀な人が沢山居られているので、そういう人の一人かな?と思っていました。
2つの職場のストレス総合的に判断 名古屋北労基署が労災認定|NHK 東海のニュース
兼業で過労自殺、労災認定 名古屋北労基署が心理的負荷を「合算」:中日新聞Web
頭の中で気になったのは以下の通り。
岐阜大学と建設コンサルタントに同時に2019年12月から働き始めた人とあるので、もともとパスコさんにいた人ではないのか?と言う点。
もともと岐阜大学は産学官連携事業に積極的でインフラマネジメント技術研究センターという組織がある。
岐阜大学工学部附属インフラマネジメント技術研究センター CIAM | CIAM : Center for Infrastructure Asset Management Technology and Research
担当業務内容を見ていると、ここに関係されていた人のように邪推してしまう。
だから新聞の記事に書かれている兼業とは少し違うのではないか?とは感じた。
報酬は会社から支払われており、大学における研究業務の報酬は会社に支払われているのではないかと考えている。
いわゆる企業からの大学への派遣技術者(それを研究員)ではないかと思う。
でも記事には国際貢献のプロジェクトに携わっていたとあるので、インフラマネジメントから派生して国際貢献プロジェクトにも参加しようとしていたのだろうか?
(技術者の夢の部分)
組織票に国際展開領域なんてありますね。リンクしませんが。
野次馬が邪推するレベルではこんな感じです。
技術者の年齢はお亡くなりになった時点で60歳なので、ご存命なら63~64歳ということのようです。
さて、雑感なのですが、これを書いているうちに色々忘れてしまいました。
ただ一つ、この業界に勤めると技術者も、ある年齢を境に、経営組織運営側に回る人と技術者として業務の先頭で駆け回る人(技術残留組)に別れることになります。
会社組織は維持継続していかなければならないので、ある程度の人材は経営組織運営側にいかなければなりません。
そちらにいくには技術者とはまた別の素質素養が必要なわけで、それが出来るかどうかがそちらの進路を選択するかどうかの基準なのかと思うところがあります。
(毒を吐くような言い方をすれば、人喰い人種に成れるかどうかという話です。)
技術残留組側は、加齢により体力も集中力もどんどん削がれていき、今まで出来ていた根性技ができない状態に陥ってきます。
さらに技術の伝承とか言う言葉で、前述の組織運営側の人間が、若手に業務内容を指導(OJT)して後進の指導をするように命じます。
でも実際にはそんな若手なんて存在しませんし、業務の出来高重視のため指導できるような環境にもありません。
それが、「社内に橋梁の専門部署がなく、データの処理から取りまとめを1人で担当しなくてはいけない状況だった。」と言うことに繋がっているのではないかと感じました。
大学の先生のパワハラ?
「ま・・・大学の先生なんて」ってなんてことを、私は何も考えずに吐き出すので誰にも相手にされないのだろうなと言うことで雑感を終了します。