愛知県警中部空港警察署が不等沈下で頭を抱えているらしいので公開されているボーリングデータを見てみた

風の噂では聞いておりました。ええ。仕事では聞いていません。

(不同沈下と不等沈下ってどうちがうんだっけ?同じだよね?)

警察署が「傾いた」ため移転へ 築19年なのに建物のつなぎ目に大きな隙間 地面の至るところにゆがみが… 中部空港警察署 | 東海地方のニュース【CBC news】 | CBC web (1ページ)

そういうわけで、報道機関が一般市民に報道したのでまあネタにしていいですよね?

中部国際空港セントレアの開港開業と同じくしてこの建物が建てられている訳なのですが、どうも不等沈下が発生して支障が出ているらしい。

孔掘り屋の文書書としてはどんなところだっけと気になってみてみた。

 NGIC WebGISシステム

なんだよ。中部空港警察署のボーリングデータ公開されているのか?

これはインターネットにアクセスできる人なら誰でもみられます。

平成14年(2002年)頃の調査のようです。

12~13mまでは埋立の盛土のようです。

いただけないのは、いくら支持層が深いからって、標準貫入試験を端折るのは如何なものだろうか?

結果を見ると軟弱な沖積層が支持地盤までに中間層と分布しているらしいので、杭基礎で作っているはず。

まず直接基礎で盛土の上に基礎を置いているなら沈下するよね。

杭基礎の工法が解りませんが、建物が最下部の支持地盤に先端支持しているなら沈まないと思うのですが、外構のみならず建物も傾いているようなので謎な話です。

杭基礎が届いていないのか、杭が損傷しているのか・・・調べる方法もなかなか難しそうだなあと他人事なので思いました。

(後は残りの記事のクリップです)

まあ外構の傷みっぷりは本体建物と別で考えた方が良さそうだな。

 

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