西知多道路の下部工基礎(ケーソン)の傾いた原因は地盤の変形とのことらしいが・・・
傾いたケーソン基礎は全部撤去しちゃったらしい。
施工中に傾いた橋脚基礎を全て撤去、原因は改良した地盤の変形か | 日経クロステック(xTECH)
その記事の中で、ボーリング調査の履歴図がありました。
設計時点でケーソンの中心で1地点でボーリング、周囲4地点で一軸圧縮試験って一軸圧縮試験って表層ブロックサンプリングでもやったのか?
中心のボーリング地点の調査で一軸圧縮試験をやったんじゃないのか?
ちゃんと国土地盤情報検索サイト「KuniJiban」にデータ登録されているんですね。
施工前のボーリングデータを見てみましょう。
どこが調査したかも、誰が担当したかも表に出てしまう恐ろしいシステムになっておりましたので、結果だけ抜粋しました。
5.5mまでN=1の粘性土がいるんだね。その上位に盛土が3mくらい居る。
たぶん、盛土が悪さをしてるような気がするが、まあそれは野次馬の私には何も言えない。
ジャンクション側(北側)の隣の橋脚のボーリングデータみたらこんな感じだし。
近傍の本線がこんな地盤だと、まあ表層8mくらいはいろいろ問題がありそうです。
粗い古地図でもこんな状態ですからね。かなり厳しい所ではあります。
西知多道路の下部工基礎(ケーソン)が施工中に傾いたらしい | 地質屋さんと呼ばないで
3mまでの盛土部分がかなりルーズで状態がばらついているから?砕石置換したらしい。
調査の結果が待たれますが、その下の地盤のばらつきの問題があったのかも知れません。
こんな現場ほんと大変だなあと思った次第です。何も無ければ見向きもされない。
あとは残りの記事のクリップです。忘れないように自分用の保存です。
現場で対応している人大変だなあと思いました。