西知多道路の下部工基礎(ケーソン)が施工中に傾いたらしい
西知多道路の工事、始まってるんですね。
施工中の橋脚基礎が突然傾く、高さ13mの仮設塔を緊急撤去 | 日経クロステック(xTECH)
こんなところでケーソン基礎を施工しているんだなというのがとりあえずの感想です。
これだけ狭小なところだと杭打ち機も入りませんから、いかにも狭小地に強そうな名前の「スリムケーソン基礎」という方法で施工して居るのかなあと思いました。
https://www.cbr.mlit.go.jp/kikaku/2022kannai/pdf/pr13.pdf
そういうわけでそう言うことらしい。
施工トラブルが発生したのはどこかなあ?と思って見てみます。
どうもこの辺りらしい。
あぁ・・・旧海岸線のこんなところですか。ケーソンの底部で違う地盤が出てきてしまいましたかね。
昔の海だったところは、たぶん沖積層のN値がN=0の粘土がそこそこ厚く分布するような気がしますし、陸地側は・・・と思ったら、この辺り江戸時代に新田開発している所?
地質図では沖積低地と埋め立て地の付近に来ていますので、地盤のばらつきがありそうですね。
スリムケーソンでも直径7mくらいあるようで、傾いたなら西に傾いたんじゃないかなあ?と勝手に想像しています。
土地条件図では全体で旧水部扱いです。
細かくみると、干拓地よりも海側の埋め立て地となっていますが、このようなばらつきそうな地盤のところでは、こういう施工問題がでるのかなあ?と勝手に邪推してしまいました。