水資源の奪い合い

happymanです。

これから進むであろう慢性的な水不足は、世界中いろんなところで叫ばれているようですが、日本人は時々起こる渇水のときに大騒ぎする程度である。食物自給率を急激に下げた今・・・問題はそんなに簡単ではない。

食物輸入に頼り切っている日本は、間接的に海外の淡水を多量に輸入していることに気がついていない。

パンを作る小麦も、豆腐を作る大豆も、水がなければ育たない。

 

中国が地下資源の買い占めに、アフリカなどに独裁国家でもかまわずに手を伸ばしているが、中国が今後本当に欲しくなるのは、「綺麗な淡水」では無かろうか?と考えている。無理な経済成長のもとに、中国の景気は伸びているが、どこかで水不足による破綻が生じるのではないだろうか・・・地下資源は生産活動を抑制すればよいが、水資源は直接国民の命に関わる。一体どのような対応をしてくるのか・・・あり得ないことかもしれないが、中国が水のある国に侵出するということも考えて置いた方が良いような気がする。

日本は、豪雨で生じた大量の雨水を洪水によって浸水被害を受けるのではなく、これを資源として輸出も含めて活用できないであろうか・・・

2050年にアジアの10億人以上が水不足|話題|社会|Sankei WEB

2050年にアジアの10億人以上が水不足

地球温暖化の影響で、2050年ごろにはアジアの10億人以上の人々が水不足にさらされるほか、沿岸地域の水没やコレラのまん延、食料の高騰など深刻な影響が起きる可能性があるとの予測が、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第2作業部会がまとめた新たな報告書案に盛り込まれていることが18日、明らかになった。  今世紀末ごろと予測される約40センチの海面上昇の結果、アジアの1300万?9400万人が浸水被害に見舞われると推定。海面上昇が1メートルに達すれば、日本でも東京、大阪などの400万人が危険にさらされるとした。  IPCCは、温室効果ガスの排出削減だけで影響を防ぐことは難しいとして、防災対策の強化や水資源保全策の充実の必要性を訴えている。  報告書案は、温暖化の最大の脅威は気温上昇と雨の減少による水不足だと指摘。重要な水の供給源になっているチベットやヒマラヤの氷河が縮小することなどで、インドの1人当たりの水利用可能水量が25年までに半減するとの予測や、中国北部で農業用水が現在の70%しか確保できなくなる恐れがあることなどに言及している。  悪影響は川の流量減少に伴う水力発電所の発電量減少や水質悪化、農業生産の減少や沿岸地域の浸食にも及ぶとしている。また南アジアでは今世紀末の穀物生産量が10%減る可能性があるほか、海流の変化や海水温上昇によって魚の養殖にも被害が及び、マラリアやデング熱、コレラなどの流行地域も広がるという。

 ◇ ■気候変動に関する政府間パネル(IPCC) 地球温暖化に関する最新の科学的知識をまとめ、各国の政策決定者に助言するために設立された国際組織。気候変動の科学的知見をまとめる第1作業部会、自然や社会、経済への影響を検討する第2作業部会、気候変動対策を担当する第3作業部会に分かれている。第4次の報告書を2007年2月から5月にかけて部会ごとに発表、11月には各部会の報告書を統合した報告書をまとめることになっている。 (2006/12/18 15:53:産経新聞)

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