福岡県久留米市の土石流の話に泥質片岩がという話が出てきたので少し読んでみた
いつもの記事のように、「徹底的な原因の調査が必要だ」ってのがね。まあ記事にした時点でこういうふうに閉められるのがお約束なのかしりませんが。
まあここまでは、この前のニュースの速報であーこんなんかな?って話のまんまですね。
福岡県久留米市田主丸町(土石流頻発地域)で土石流が発生したらしい | 地質屋さんと呼ばないで
まあそういうわけで最後の3項目にここの地質の話が出てきました。
泥質片岩が風化した土砂が流れ下っていることらしい。
ちょっと古い地質図しか出てこないんだけど、泥質片岩が分布していて、走向傾斜が南向きのようです。
あれ?あんな緩いやまなのに受け盤斜面なんだななんてのが、ぱっと見た感想でした。
最近出ている20万分1の地質図だと変なところに背斜軸が入ってますね。
そういうことは、そこより北側は流れ盤ってことですかね。まあ色々複雑な地質構造ではあるみたい。
周防変成帯というらしい。九州の地質はよく解らないけど、ここは火山地質ではなくてプレート深部でで来た変成岩のようだ。
周防変成帯ってのは、本州でいう三波川変成帯になるんですかね?まああれだと確かに粘土粘土してしまうかもしれない。
でも、でかい岩塊が流れ出してくることも少ない様な気がする。
で・・・最後に詳細な調査が・・・で閉められているわけですが。
こんなところに災害伝承碑があるじゃないかとか
この辺りはなんて話が続いて取り上げられるような予感しかしませんね。
結局、まあそう言うことなんでしょう。
備えあれば憂いなし