東南海地震の想定震源域、広範囲で地殻変動

東南海地震の想定震源域、広範囲で地殻変動 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

東南海地震の想定震源域、広範囲で地殻変動
 防災科学技術研究所(茨城県つくば市)は7日、東南海地震の想定震源域に沿った紀伊半島中部から愛知県にかけての広い範囲で、先月7~23日、ゆっくりした地殻変動と微小な地震が同時に起きていたと発表した。
 変動範囲は東海地震の震源域地下まで達していた。同研究所は「両地震の直接の前兆ではないが、今後の動きに注意が要る」と判断、国の地震調査委員会に報告する。
 このゆっくりした地殻変動は、「スロースリップ」と呼ばれ、地下の岩板(プレート)が滑るように動く現象。全国に設置している高感度地震観測網で検知した。先月7日に三重県と奈良県の県境の地下30キロ・メートルほどの地下深部が滑り始め、16日には伊勢湾を越えて愛知県の地下でも滑りを観測した。滑った量は各地点で0・5~1センチほど。
 これと同時に、広い範囲で一日30~100回近く、マグニチュード(M)1未満の体に感じないほどの小さな地震も観測された。
 東南海地震の震源域付近でのこうした地殻変動は、これまでもほぼ半年おきに観測されてきた。しかし、200キロ・メートルにわたる広い範囲で連続して起きたのは初めてという。東南海地震は、今後30年以内に約60%の確率で発生すると予想されるM8・1前後の大地震。
(2006年2月7日14時43分 読売新聞)

先日、愛知県付近でスロースリップが発生していたといわれるものと一連のものだろうか?
細かな動きは把握出来ても、それが最終的に何を意味しているのかは、本震が発生しない限り解らないのかも知れない。

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