専門外・・・
コンクリートの中性化とか、強度とかいう話は、僕にとって、知識も少ないし、得意でない。
それでも小さい事務所に勤務していると、それでもいろいろといろんな話が出てきてしまい、仕方ないので本を片手になんとか説明をする。ある意味、これも自転車操業なのか・・・しかし経験というバックグランドが無いため、何の答えを出すにも少し怖かったりするし、これであっているのかどうかも解らない。
これで技術者として仕事をしていると言うならば、少々怖い話である。
20代にもっと色々経験しておけば良かったと後悔している。
システム管理やらの雑用に明け暮れていたので、色々失敗して憶えるチャンスは完全に逸してしまったと思っている。
いま歳をとって技術士であるという顔をしていると、「そんなことも知らないの?」ということにもなりかねない。付き合いのある人には教えを請うが、対クライアントとなると話は別だ。
教科書片手ではあまりに格好が付かない。
今度は・・・パイプ歪み計と孔内傾斜計の話?
地質の技術者の癖に、扱ったことがあまり無い。
専門外というよりは・・・僕の専門は何だった?って思う今日この頃である。
パイプ歪み計は、すべりなど地盤の変形が生じているの把握する目的で、ひずみを観測する。
そのため、何mm変位があるとかそういう話は出来ない。
比較的安価に設置出来、自記測定も可能であるので、定性的な評価に適している。
孔内傾斜計は、ガイド管の変形を見るため、変形量を把握することが出来るが、自記測定をするとなると深度毎に傾斜計を埋めないといけないので、コストが高い。