令和元年度技術士二次試験建設部門土質および基礎の問題を見てみたよ。(その1:選択科目2)
建設一般の話をブログに書いてしまったので、土質および基礎の問題も見てみました。
平成30年度の土質および基礎の合格率は確か5%を切ったんだよな。
平成30年度技術士二次試験筆記試験の建設部門土質および基礎合格者が40人しか居ない件
まあそういうわけで令和元年度技術士二次試験建設部門土質および基礎の問題を見てみました。
その前に前提条件です。
選択科目は必須科目が記述式なったので、少し記述量を減らしてきました。
与えられる時間も30分減りました。でも午前中から筆記ですからねえ。
・選択科目2の前半部(原稿用紙1枚)
まあ一般的な技術の知識を問う問題が4つ出題されています。
1.堤防や盛土のすべり破壊について
2.宅地の液状化対策について
3.切土法面の斜面安定工について
4.土留め工事のトラブルについて
まあよく見る問題を4つ用意されてきた感じです。
軟弱のボーリング屋の私だったら。2番で行くかなあ。
でも対策工法を頭の中で整理出来ていないと原稿用紙一枚と言えども書けないな。
3番で行くかなあ、うーんしばらく地質に近い仕事していないから自信が有りません。
あれこれ囓っている人はどれでも答案が書けるかと思うのですが、最後まで書ききれる見込みの問題を選択した方が良いとは思います。
でも、どれを選んでもどこかで引っかかるのがこの問題の嫌らしいところか・・・
・選択科目2後半部(原稿用紙2枚)
1.支持地盤が傾斜している構造物基礎の検討
2.軟弱粘土上の盛土の施工影響の検討
この二択になりました。あ・・・完全に土木の問題だわ。
これ建築系の人からブーイングが出るかも知れないな。
これはどっち選ぶ?って聞かれたら、まあ2番の軟弱地盤解析で書けないこともないけれども、3枚の原稿用紙を埋める自信がないかな。
1番の構造物基礎の仕事は数年前までずっとやってきましたからね、こちらの方があれこれと話が展開しやすいと思います。
まあ1番の問題なんだけど、道路の技術者から言わせたら、「そんなところに線形計画せえへん」と一蹴してしまうような問題のような気がします。はい。