関東の地下に想定外プレート、地震活動に影響か
関東の地下に想定外プレート、地震活動に影響か : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
関東平野は、厚い堆積物で覆われているため、基盤(プレート)の研究はまだまだこれからのようです。
第4のプレートということは、何処の地殻を構成するプレートになるのだろう・・・
なかなか複雑な話で想像出来ないと言うのが正直なところです。
東京都心部を含む関東地方の地下に、これまで想定されていなかったプレート(岩板)があり、首都圏の地震活動に影響を与えている可能性があることが分かった。
産業技術総合研究所活断層研究センターの遠田晋次主任研究員が26日、千葉市で開催中の地球惑星科学関連学会合同大会で発表した。
関東地方の地下では、陸側のプレートの下に沈み込むフィリピン海プレート、さらにその下にある太平洋プレートが複雑に影響し合い、地震を発生させると考えられている。
遠田研究員は、関東地方で1979年以降に起きた地震の震源の分布を3次元で分析し、地下構造を調べた。その結果、群馬県まで延びていると考えられていたフィリピン海プレートが、実際には東京湾付近までしかなく、その先は第4のプレートとも言える別のプレートである可能性が高いことが判明した。
分析によると、新たなプレートは1辺が約100キロの四角形で、東京湾岸から群馬県にかけて広がっている。深さは40~80キロ、厚さは平均で25キロ程度という。
遠田研究員は「プレート境界で発生する地震は、一般に規模が大きくなりやすい。新たなプレートの存在は、そうした大地震が、関東直下でも起きる可能性が高いことを示している」と指摘している。
(2005年5月27日0時28分 読売新聞)