実はレザークラフトと3Dプリンターを始めたころに、駒縫いするために45度の面を切る道具が欲しいと思って居ました。
革を45度にカット – レザークラフト教室HEARTのブログ
そう。これの影響です。3Dプリンターを入手したときに似たようなものを作ったのです。
ただ上手く行かずブログに残すのも恥ずかしいので、そのまま闇歴史に葬り去っていました。
まあこのような具合で売られているのです。なかなか強気価格であります。
上面と下面がズレると綺麗な45度の面が出来ないので上面と下面を固定してスライドできる機構が必要になります。
なかなかこんなものは出来ないなと諦めて2年ほど経過していました。
AliExpressには革細工の治具が色々載っていて、面白いのですがふと目に止まったのがこれです。
アルミで出来ているようなのですが、この構造なら3Dプリンターで作ることが出来ませんか?というのが今回の挑戦です。
それにしてもこれもまた強気なお値段。そしてこれをヤフオクで売ってるのを見たら、20000円だそうです。
動画を見てあれこれ研究しました。では作ってしまおう。
機構の研究のために、小さい物を出力しています。サポートは大丈夫要りません。
上側と下側がぴったりはまる構造です。左が45°、右が60°です。
これは楽勝だということで、私が出力出来るフルサイズで出してみることにしました。
ベースが出来ました。(勘のいい人は解ると思いますがこれではダメです。)
上側も出力完了。
はい。でかいゴミ2つです。
革が上手く固定できません。あたりまえです。
もう一回出力したのですが、底面から六角ナットが入りません。テーパー仕込むの忘れてました。
仕方ないので、リューターでテーパーを作りました。
インスタ映えすることを考えておらず白飛びしておりますが、革が固定できました。
上下揃いました。別たちでサクッと切っちゃいましょう。
切れました!
45°に切れています。成功です。
反対側は60°です。六角形の箱が作れるってことですな。
微調整はありますが、木質フィラメントにしてフリマサイトに売っちゃいますか?みたいな出来映えです。
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