同じ地震観測点(益城町)で震度7が二回観測されたのは観測史上初らしい
昨日発表されたネタなので昨日まとめれば良かったのですが、忘れないように記録しておいたほうがいいと思ったので残します。
熊本地震「本震」震度7に修正…避難9万人以上 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
益城町というところが布田川断層と日奈久断層の交差点みたいな所にあり、共役する日奈久断層の方が先に耐えられなくて動いてしまったという感じなのでしょうか?
中央構造線の一部とされる布田川断層があとでそのひずみを受けて一気に行ってしまった。
衝撃が大きすぎて断層直上では震度7を計測した。ただたまたまそこに地震計があったという見方もできます。
断層近傍に人の住むところ(観測点)がなければ、どんな大きい揺れが発生していても震度7として記録されません。
観測密度が濃くなればなるほど震度7を計測する機会が増えることになるのかもしれません。
震度7が初めて登場したのは、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の時の神戸の震度なのですが、震度計データがオンラインで入手できず後日の確認を持って震度7を設定したということだったと記憶しています。
今回の益城町のM6.5の地震でも震度7を評価してしまいましたが、本当ならデータはオンラインで届いたので震度6強でも良かったのかも知れません。
観測し発表する気象庁も、答えを早く出せニーズにこたえようといろいろ苦心しているのが解ります。
人の命にかかる部分も多いので速報も必要ですが、厳しい判断を求められるので慎重にならざるえないのに、見解が遅いと世間からの当たりが厳しくなっています。
また昔はただ一方的な報道発表だったものがインターネットで計算処理して即座に駆け巡るシステムは、便利だけれどもその後の判断を個人で任せている部分も有るやに思えます。
今回、1回目のM6.5が起きたときに凄い地震だったな。余震は有ると思うけどこれ以上大きい自信は無いだろうと私も思いました。