期待値と仕事の関係について
人間、期待されちゃうと無駄に力が入っちゃって、本来の力が出せないんですよね。
地球への「はやぶさ」の帰還といい、W杯の日本代表のカメルーン戦勝利といい、世間の目が「もうあかんだろう」と見放している状態のものが、成就するなんて事が続いています。
はやぶさの関係者には失礼ですが、いつぶっ壊れて宇宙のゴミになるか解らない状態だったのですから、正直なところ「後は野となれ山となれ」の心境でやっていたのではないでしょうか?
一方、日本サッカー代表も同じようなもので、親善試合ではボロボロ、オウンゴールは連発するような状態で、「予選3敗で帰ってくる」と国民は思っていたことでしょう。
こういうのって、自分たちにも良くあることで、素晴らしい成果を上げようなんて力を入れても、なかなかうまくいかない。会社からも「期待しているゾ」なんて声をかけられたからには、失敗も出来ないなんて恐怖心が先に立ってしまって、結局凡庸な仕事に終わってしまう。
やっぱり期待されないで自由にやれる方が幸せなんだ・・・
期待してないのにやってくれた・・・って喜んでもらえる方が楽ですね。
出来て当たり前なんて顔をされるのも気分悪いですしね。
でも・・・これで日本代表の期待値は一気に上がっちゃいましたね。
あんまり期待しない方が良いんですよ。こういうのは。
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何事も「期待値」は低い方がいい。「期待していた映画がつまらなかった」、「期待していなかった小説が面白かった」という経験はよくあるだろう。後からもう一度、その映画をみると、映画や小説自体の出来ではなく「期待値」に対するかい離幅が満足度を左右する大きな要因だったことに気づいたりするものだ。
企業の決算発表もそうだ。相場の地合い次第ではあるが、仮に大幅増益見通しを示しても、市場コンセンサスを少しでも下回れば売り材料となってしまう。その場合、決算発表までの期間に株価は増益見通しを織り込んで上昇しているから、利益確定売りという面もあるのだが、決算発表直後の株価動向は目立つだけに「期待値」が低い方が好印象を与えてくれる。