2015年の反省(仕事版)
2015年も何とか終わりました。
変なブログがさらに惰性ブログになってしまいましたが、いつも訪問いただいている皆様には御礼申し上げます。
正直なところ仕事の反省は、ありません。
それというのも、今年はかみさんが入院したこともあり、完全に軸足が家の中に入っていましたので、仕事は完全に二の次のような状態でやっていました。
私自身も、健診で二次検査を受けることになってしまいましたし、健康について考えさせられる1年でした。
2015年は、仕事的に本当に暇でした。はい。
ここ数年同じようなことを思っているのですが、同じような成果を求められる仕事をして、毎日を暮らしています。
間違いの無い正確なデータ提供は、それはそれで大事な仕事です。
そういう仕事は、もともとチョンボミスも多い私に、あまり向いていないのかなあと思います。
本当ならそのデータから、見落としがちなことを専門技術者の我々が見抜いて指摘いくことが私たちの仕事なのですが、そう言うこともあまり求められていないのかなあと思う1年でした。
木を見て森を見ぬなんて言葉がありますが、木だけ見ていれば良い仕事を日々続けていたような気がします。
横浜の建築物支持杭の問題ですが、結局のところ「目に見えないところでは手を抜く」という部分と「手抜き防止のためには何でもデータ化」の部分が混在してきてしまい、私の頭の中で整理しきれていません。
あの問題では、「ボーリングの位置が1mずれていた」とかそんな話まで出てきましたが、ボーリング調査というのはあくまで、全体の構造設計のための調査であって、杭1本1本のための調査ではありません。
今後はそういう調査も発生するのかも知れませんが、ボーリング調査をやってくれる職人さんも高齢化していますし、若い人も「こんな支払いとこんな不規則な仕事のペースでやっていけない」と聞かされます。
新しい調査手法ないこともないですが、基本的に最後は現場で土を見て施工をするのです。データだけを見て施工しました的な仕事をすれば、多分また似たようなトラブルも出てくる事でしょう。
また再開発がらみの仕事も増えてきており、地中には邪魔になるようなものもたくさんありますので、ボーリング屋だけじゃなくて、一般に建築の建設関連は工事が全体に大変なのだろうと思います。
東京オリンピックまではそんな仕事も有るのかも知れませんが、その後は知りません。
名古屋では、私は関わっていませんが、中央リニア新幹線の話も遠くから聞こえてきます。
でもなかなかお客さんの要求してくることは「1に金、2に時間・・・3、4が無くて5にやっぱり金」で作業日数だったり、掘った深度だったりでお金の支払いが決まるみたいで、良い条件の話では無いようです。
今年一番気になった災害は、やはり鬼怒川の氾濫でしょう。
私が拠点としている名古屋からは離れてしまっているので、既に頭の中では過去のものとなってしまっています。
ここ数年起きた災害のように、風化していくのでしょう。
自然災害でメシを喰ってる人がその被災自治体に辛らつな言葉を浴びせかけるのは毎度の事でしたが、まあ出来ることなら生活再建は、自然災害リスクの少ないところを探して生きていくしかないのかも知れません。
地球温暖化という言葉もゾンビのように息を吹き返してきましたね。まあこれは来年も大暴れするのでしょう。
さて来年の目標でも考えましょうか・・・