土壌汚染調査で環境省がやっと折れる?(良いことなのか悪いことなのか評価は難しい)
土壌汚染対策法で常々不満だったことが、環境省の設定している基準値(特に重金属)である。
これは、人体に対する影響値の1/100くらい(うる覚えです)だったと思うので、天然下の元々含有する元素の量は全く考慮されていない。
したがって土壌汚染調査を行うと、もう困っちゃうのが出てくる。特にフッ素とかヒ素とかその辺の値が厳しい。
日刊建設工業新聞 » 環境省/汚染土処理、自然由来はルール緩和/開発者の負担軽減、戦略特区で先行
さて現実に則したルール緩和に持っていこうというのは歓迎すべきことなのはそうなんですが、これがなし崩し的に全部自然由来にならないかなあ?なんて邪推してしまうのでありました。
記事によると対象とする自然由来物質9種類を減らすことはしないらしいし、基準値を見直すこともしないらしい。
・カ ド ミ ウ ム 及 び そ の 化 合 物
・六 価 ク ロ ム 化 合 物
・シ ア ン 化 合 物
・水 銀 及 び そ の 化 合 物
・セ レ ン 及 び そ の 化 合 物
・砒 素 及 び そ の 化 合 物
・ふ っ 素 及 び そ の 化 合 物
・ほ う 素 及 び そ の 化 合 物
だけど・・・よくよく記事を読んでいると解らなくなってきた。
処理に際して手続きを緩和するってあるのだが、それで負担は減るのだろうか?