杭の負の摩擦力
建設計画地において、先端支持杭の負の摩擦力の検討する必要があるか検討するには、中間粘性土層の圧密状態の把握が必要である。
粘性土層が圧密未了がであると、負の摩擦力の検討をしなければならないので、地盤調査のうち土質試験は一軸圧縮試験・段階載荷における圧密試験をやる必要がある。
地盤沈下地帯に杭を設置すると、杭には負の摩擦力が作用する。
計画場所が、負の摩擦力が作用するかどうかの地盤を判定するために、中間粘土層のサンプリングを実施する。
サンプリングした試料は、段階載荷における圧密試験を行い、どのような状態の粘性土か判定する。
(圧密未了・正規圧密・過圧密)
N=0~1の粘性土が特に対象になるが、その計画敷地付近が、自然状態で地盤沈下が発生しているかどうかを把握しておく必要がある。
同時に負の周面摩擦力を求める事があるので、一軸圧縮試験をしておくこと。
参考:建築基礎構造設計指針(6.5 負の摩擦力P.250~)。