低価格入札の対策強化らしいのですが・・・

私は普段、建通新聞を読むことはありません。
今日の建通新聞の一面記事は、「ぼちぼちと」から知りました。
営業さんの机上には、確かにその記事を書いた新聞がありました。

ぼちぼちと…

4億10件–>2億5件
建通新聞一面トップに「手持ち業務量 半分に制限」という記事がありました。

国土交通省は、直轄事業で調査・設計業務(測量、土木コンサル、地質調査)の低入札対策強化のため、下記のうちどちらかを各地方整備局で選択することにした。
1.管理技術者の手持ち業務に低入札案件がある場合、これまで「4億円10件まで」としていた手持ち業務量を「2億円5件まで」に制限する
2.低入札で受注した案件について、管理技術者と同等の担当技術者の配置を求める。

さて・・・私の仕事において考えてみると、あまり関係しないかもしれません。

1.手持ち業務の金額なのですが・・・
うちは中小零細なので、上限が2億になったところで、お釣りが来ます。
いわゆる実際担当する技術者と名前だけ登録の技術者の額を纏めたところで、2億なんて行くわけがありません。
まあ1件1000万~1500万として、5000万~7500万ですよ。まだ1億以上スキマがあります。
まあそういうことで、「穴掘り屋」には、低入合戦が続くような気がします。

2.管理技術者と同等の担当技術者の配置らしいのですが・・・
私の居る中部地方整備局管内では、低価格入札の対策として、こんな甘い状態ではないです。
業務評価点75点(無能ですから・・・僕の実績にはないです。)以上の業務成績を持った技術者が管理業務につかなければならず、さらに担当技術者も同等の能力の技術者を配置する必要があります。
さらになんか色々縛りがあったようですが、「あーこりゃ参加できないわ・・・」と脳内で機能停止しています。

まあ大手の穴掘り屋(なのはうちの会社だけです)地質調査会社は低入低入でバンバンやっているようですが・・・
どう影響するのでしょうか?

4億10件って縛りを見ながら、そんなにいっぱい仕事を抱えている人居るんだねえと遠い目をしているhappymanでございました。
なお民間だったら・・・うーんと年間1億くらいやらないと、会社に居づらくなるそうです。はい。

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低価格入札の対策強化らしいのですが・・・” に対して4件のコメントがあります。

  1. さっかん より:

    なにやら自分には,遠い話になってしまいました。(^^;;

  2. happyman より:

    さっかんさん。おはようございます。
    あ・・・そうですね。仕事変わられたってありましたね。
    遠い話になった方が幸せなのかも知れませんが・・・
    そんな風に思います。

  3. 一人親方 より:

    初めまして。
    これってタダの首の絞め合いだけだと思いますけどね・・
    現場の数も少なくなっているのに先を考えず低価格で入札する
    会社には呆れるばかりです。

  4. happyman より:

    一人親方殿 コメントありがとうございます。
    どこから来られたのかと思ったら、kon25さんのところですね。
    ありがとうございます。
    関西は特に現場少ないでしょうね。
    大阪から放り出されて今年で5年になります。
    オペさんからの目から見れば、「元請けの奴、安い値段で取りやがって!」ということになるのですが、自由競争のなかにありますので、そうなるしかありません。
    ただ・・・ちょっと低入一辺倒とは違う空気を感じるようになりました。ただ私は蚊帳の外なので、血吸われている状態に変わりはありません。
    ただこの業界から去っていく人も多いですから、チキンレースを強いられているのは会社ではなく、私たち下々のものだと思っています。スピンアウトする勇気も元気もないですが・・・
    オペさんの高齢化によって後継者が減っているので、職人さんが適材人口になれば、職人さんの環境の方が早く改善されるのではないか?と思っています。
    日本が移民を受け入れるようになって、外国人系のボーリングオペレーターが出てきたら、その話はないですが・・・。

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