残念ながら人柱が立たないと社会問題として認識されない(笹子トンネル1年)
残念ながら人柱が立たないとこう言う事件は社会問題として認識されない。
そして、当事者以外は忘れてしまいがちなので、人柱は時々立たないといけない。
笹子トンネルの天井板崩落事故から、一年(2012/12/2)が経った。
最近は、私の老化も皆さんと同じように進んでおり、「え?もう1年経ったの?」という感じです。
技術士試験の問題にもなりました。これは、まあこの事故が起きる前からそういう問題は出題されていたのですが・・・
公共インフラの老朽化の問題に警笛を鳴らした大事件でもあるわけですが、以前から天井板の留め具に対する補修がされていたという話が出てきていました。
月山トンネル 96年にボルト脱落確認 : 山形 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
人がお亡くなりにならないと・・・注目されないのは、仕方ないことなのか。
残念ながら前例が発生しないとそこに予算をつけて大々的に点検をする方針に切り替わらないのでしょう。
まだまだ他にも人の命に関わる公共インフラの老朽化の問題は潜在しているのでしょう。
でもそこまでの想像力が及ばないし、お金も投入できないし、人間のすることだから仕方のないことと思うしかないのか。