2025年も地質屋さんになれませんでした

来年1月で53歳になります。つまり30年地質屋さんもどきをやり続けました。
有能だったら辞めていたに違いないから、無能のまま惰性で生きてきた。ただそれだけ。


- 1月
50年前に大規模造成された丘陵地は、どこが谷や池だったたか、なんて話をしてから仕事をしなければならない。
名古屋市は古い都市計画図を公開してくれている自治体なので本当に仕事がしやすい。
埼玉で下水管が破損して大穴空いた話には驚いた。


- 2月
1年前にやった採石場跡地を盛土した敷地の追加調査が始まった。
全部ボーリングすればそれでいいんだけど、それは非常に無駄だから、礫が入っていない緩い盛土だったのでスクリューウェイトサウンディングでやっつけた。オートマチックラムサウンディングすら無駄だとおもった。
造成盛土でない、埋め立てただけの盛土地盤を転用しようとする話は多いのだが、調査担当は何も考えてないとどうしようも無い結果がまとまる。(使い物にならない。)


- 3月
久々に砂防堰堤の仕事がやってきた。
設計コンサルの主任技術者は30歳になったかどうかくらいの若い人でした。
あぁ技術士受かって仕事が楽しくて仕方がないときなんだろうなあと遠い目をしてしまった。
実際に現場を回すのは5月以降のようだ。


- 4月
1月にやった谷埋め盛土の調査の後続調査がやってきた。
当初4ヶ所の予定が+6ヶ所ですから、あれこれ脅して仕事として上手く行ったのかも知れないな。
QGISであれこれ説明するのが当たり前になってきました。


- 5月
道路防災点検の仕事、ほぼおまかせ(丸投げ)してしまっているのだが、新期カルテの場所と、対策工が必要と指摘されて持ち越されているところくらいは見ておかないと説明出来ない。
優秀な技術者なら、丸投げの資料で全て話ができるのかも知れないが、無能だから無理です。
久々に仕事で富山県に行った。もっとぶらぶらしたかったのに余裕なかった。


- 6月
砂防堰堤の仕事が佳境になった。
まあ特に難しい話はでなかったのだが、ここも人工改編した土地に近接しているからそっちの問題の方が大きそうな気がする。ボーリング屋の関係するところではない。
駐車場の舗装がボコボコになった調査方法に悩む。調査しない方がいいと思うんだが。


- 7月
道路防災点検の仕事。納品直前にもう1個カルテを作ってくれと言う話になる。
崖の上登るの嫌だなあと思いながら、カルテを作ってもらうのだから、一緒に登る。
やっぱり地質屋にはなれない。


- 8月
盆前にのり面の仕事をもらうのだが、盆明けにボーリングしろと言われる。
まあ崩れているところだから、とっと調査してとっとと対策工をすすめたいのだろう。
地質図がはっきりしないところなので困りそうな予感がした。


- 9月
のり面の仕事が引きつづき続く。
礫岩の上に、段丘層の砂礫層が乗るという訳の解らない地質に頭を抱える。
あきらめて地元の博物館の学芸員さんに聞いてみたら、すっきり見解がまとまった。
崩れている原因も推定できた。地質屋さんもどきではこの仕事は無理だった。


- 10月
防草シートの上でボーリングしてもらう。
補修する部材が高いからこういう仕事はきらいだ。


- 11月
久々に会社の本業っぽい仕事を担当する。
でも地層傾斜しているんだがね。こんな適当で良いんですかね?


- 12月
正月前に、仕事をもらうのだが、正月前に結果を出せと言われる。
なんか困っちゃうよね。ほんと。
最近、発注者側もおじさんが窓口してることが多かったんだが、ここの仕事は若い人が出てきた。
まあ迷惑かけると気の毒だから、こちらがなんとかするしかないよね。


今年がっつり仕事した感がありますが、年収は昨年より5%くらい減ってるのよね。
人は引っこ抜かれてるから、私が現場であれこれやらないといけない現実です。
いつまでこれやっていけるんだかな。
後進の教育?そんなもの興味無いです。
技術の伝承とか吠える人ほど無能なのは私自身が一番理解しています。
それではまた来年。

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