七輪を作る珪藻土と能登半島地震の関係は意外と近いのかも知れない
能登半島の先端の珠洲市の特産と言えば「珪藻土から作る七輪」。珪藻土も山から採掘するわけだからその地質と密接に関わっては居ますよね。
石川 珠洲特産のしちりん 度重なる地震被害で製造再開見通せず | NHK | 令和6年能登半島地震
昔は、珪藻土を切りだしてそのまま成形していたのが主流だったようですが、今は珪藻土を粉砕して焼成するのが一般的だそうです。
(まあ当たり前だわな。型抜きしたらロスが多すぎる。)
珠洲の珪藻土を活かしコツコツと進化する/株式会社鍵主工業|すっとずっと:珠洲発・暮らしのウェブマガジン
埋蔵量は400万年分あるそうで、人間の産業レベルならほぼ無尽蔵なんだそうです。
地質的にどこなんだ?あまり興味を持って今まで知らなかったのでちょっと見てみた。
キーワードは見附島と思って見たら、ちょっと違うらしい。
中新世の堆積岩ではあるけども、珠洲市の背後の山地丘陵地の地質が全て珪藻土とのこと。
地質図に、珪藻質シルト岩なんて書かれるくらいなので、分布範囲としてはかなり広大なようです。
今回は能登半島の北側の海岸線が隆起していますが、こちらも水底の堆積物が隆起して今の状態になっていると思ったら、無関係では無いのかも知れません。
地質の構造運動は詳しくないのですが、そんな気がしました。
珪藻土についてはこちらが詳しいので勝手に引用しました。
すいません。