金沢市山の上町の天下台団地の擁壁の調子が悪いらしい
能登半島は全体に大変ですが、震源から遠いところで頻発している調子の悪い地盤の話は少々気になります。
(10) 地滑りの危険性…擁壁や道路に複数の“亀裂” 金沢市内の団地 68世帯に避難指示 能登半島地震の影響か (2024年1月14日) – YouTube
また他人事の不幸で恐縮なのですが、どこだろう?と思い見てみました。
たぶんこの辺りではないかと思います。
土砂災害警戒区域からは外れているようです。
卯辰山層ってなんか聞いた事がある。新第三紀の堆積岩だ。
まあどちらにしても谷筋あるので、雨水などの表面水を集めやすい地形ではあります。
戦前の1930年の今昔マップです。なんか道路がズレていますね。
戦後の1968~1969年の今昔マップです。今の道路とほぼ重なっています。
いくら古い地図の精度がと思っても少し道路の雰囲気が異なります。
戦後になって道路を谷上部に掘りこんだ可能性も疑った方が良さそう。
そして50年前の1974年~1978年に家が沢山建てられたみたいです。
平たい土地を作るのに擁壁も作られていることでしょうから、擁壁とその背後の整地の盛土がくたびれて今回の状態に陥っているみたいな気がします。
他人事の勝手な邪推ですけど、自分の頭の中に収まっていればとりあえず良いので、続報を待ちたいと思います。
備えあれば憂いなし