仙台市の宅地の50%以上に地震による問題があるらしい

報道というのは残酷なもので、死者の多いところ(三陸沿岸)と社会的にかなり深刻なところ(福島第一原子力発電所)しか報道されない。ずっと、宅地地盤についての被害というのは、聞くこともないし、誰も教えてくれない。

twitterで河北新報の記事を教えていただきました。

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河北新報 東北のニュース/民間建物の15%「危険」 宅地は半数に問題 仙台

仙台市の宅地の50%以上に地震による問題が発生しているとのことである。

宅地と言えば、沖積平野から、丘陵地まで色々あり、津波の被害を受けたところも宅地だろうと考えています。

地震の時に被害を受けやすい谷埋め盛土においても、被害が出ていることだと思うのですが、50%という数字は大きいです。

仙台市の中心部は沖積低地ではなかったという記憶が少しあり、なんだろう?と思っていました。

実は私、1ヶ月弱だけ、仙台の事務所に留守番に出された経験がありました。

自分のHDDを資料をあさっていたら、仙台市太白区周辺の地質図が残っておりました。

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仙台市太白区は、仙台市の中心部から南部にあるところで、広瀬川の右岸に広がる丘陵地です。

確かに谷埋め造成したところが多そうな地形をしています。

地質区分の「Ab」をみてみると更新統の青葉山層となっています。

ん?火山灰層?どうやらこの辺りに問題を抱えてそうな気がします。

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すいません。私は名古屋在住ですから、現地に状況を見に行くことは業務命令が発生しない限りできません。

机上の資料で物を言うことが危険なのは十分承知していますので、これ以上のことはかけません。

ただ、いま宅地で立入禁止区域となっているところは、そう言う地質が分布しているところであるということだけです。

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