建築基準適合判定資格者(旧建築主事)
一級建築士の構造計算書の偽造事件で話題になっていますが、建築士という資格、僕から見ると食いっぱぐれのない、技術士よりも良い資格だと思っていました。
一級建築士の上には、もう資格がないと思っていたら、恥ずかしながら建築基準適合判定資格者(旧建築主事)という物があるそうである。これがとても難関で、一級建築士の経験と審査業務の経験年数が必要なんだそうである。
まあ、この資格の所有者が監査団体なのであるが、ここまでしっかりしているシステムなのに、形骸化してたようです。
設計と施工が別れているのは、ミスを防いでチェックする物だと思っていたのですが、両刃の剣になってしまったようです。
家のような高額な買い物を、業者に任せっきりにするのは、思うつぼなのかもしれません。
でも専門家と聞くと疑えないですよね。
医者にセカンドオピニオンを求めるのも、まだ一般化されないくらいなわけで・・・
確か僕の健康保険組合の冊子には「複数の医療団体にはかからない」で下さいと思いっきり明記されています。それじゃセカンドオピニオンは受けられません。
これは善意の目で見た場合で・・・
逆に、設計事務所と審査機関と施工会社がつるんでいたとなると、かなり話は怪しくなります。
技術者の誇りも何もないと言うことになりますが、買い手側も購入金額が安いというならば、それなりの理由を探るべきだと思います。市場相場の価格のままだと、なかなか見抜けないかもしれません。
家やマンションを購入するときには、全く関係のない建築士に同行してコンサルタントしてもらう必要があるかもしれません。
ここにビジネスチャンスがあるか?人のやった仕事にケチをつけると言うこともあり得るのですから、微妙な仕事かもしれません。
少なからず、建築士の友人を一人持っておくのも良いかもしれません。