決壊9河川10箇所、越水77河川か・・・(2019年台風19号)
日本の堤防は意外と強いな・・・
台風19号 被害甚大【決壊】9河川10か所 【越水】77河川に | NHKニュース
不勉強の私は、堤防天端から越水(越流)が始まったら、堤防決壊まで時間の問題だと思っていました。
今回77河川が越水しても、浸食され破堤までには至らなかったわけで、この辺りは意外と強いと思いました。
堤体の崩壊の中に、浸透破壊という形態が有ります。
堤防の破堤って最後のトリガーは越水なのかも知れませんが、その時には浸透破壊が進んでいるのかな?なんて漫画的に思ったりしました。
やっぱり都市型の治水機能はほぼ完璧だったようで、巨大な地下空洞が大活躍したに違い有りません。
まあそう言うことを考えると、今回の規模の大雨でも、想定通り機能したと言えるのでしょう。
人間の英知で制御出来る災害というのは増えているのかもしれません。
人間にはどうにもできない災害は自然現象です。
その閾値は、残念ながらお亡くなりになる被災者は居られますが、なんとか身内で弔うことができるところだと常々考えています。
東日本大震災の大津波は自然現象と災害のちょうど閾値に有ると思っています。
それ以上の自然現象に立ち向かうのは今の人間の英知では無理です。
それよりも常日頃から起きているものに対して、死なない確率を上げる方が大事だと思います。