長崎新幹線長崎トンネル(貫通済)の水文調査ボーリングってなんでそんなところでボーリング?のような話の件
長崎のボーリング調査事故の話の続きです。
長崎でボーリング調査していたら供用している鉄道のトンネルを突き破ってしまった件
インターネットの記事を読んでいてすっきりしない件がありました。
「一歩間違えば大事故」トンネル上で掘削工事、機材突き抜け特急損傷 : 国内 : 読売新聞オンライン
「現場周辺では、九州新幹線長崎(西九州)ルート関連の建設工事に伴って一部の井戸で水が減っており、対策として井戸の試掘を行っていた。」と書いてある。
在来線と新幹線こんな近接を走っているの?とふと疑問に思ったので、ちょっと九州新幹線のルートをサルベージしてみたよ。
全く持ってどこだこれ?のような平面図なんだが、ざっくりトレースしてみました。
かなり現場と新幹線のトンネルから離れているから、こんなちっちゃくなってしまった(毒)
つまり水色の線の新幹線の施工のせいで、赤星印の事故現場付近の井戸の水が涸れたと言っているのか・・・
なかなか無茶を申し上げた地元の方がおられるようだ。
既に貫通式も終えております。
さてここの現場で本当に新幹線工事の渇水影響がでるのだろうか?と言う話になるのですが・・・
渇水影響とすれば、三河川と新幹線のルートが交差していますので、三河川の水量が減ることが推定されます。
現場は三河川の下流にありますので、伏流水を流下水を利用した井戸であれば水位が下がることは否定できないような気がします。
まあそういう条件だと思っていたんだが・・・
もう一回現場を見てみた。これどう見ても私有地です。
あ・・・井戸の調子が悪いのは、新幹線工事のせいだと・・・以下自粛します。