パイピングによる浸透破壊が先か?越流による破壊が先か?
昨年起きた西日本豪雨の被災地の河川で、パイピングによる漏水のあとがいっぱい確認されたとのことです。
西日本豪雨 “堤防決壊の前兆” 12河川で漏水見つかる | NHKニュース
堤防ってのは、昔の人から引き継いで、徐々に高く盛っていったことから、堤防の中に古い堤防があるなんて構造になっております。
まあそう言うわけで、昔の人も色々四苦八苦して盛土材を手に入れてるところも有ります。
まあそう言うわけでそんなところから、「水ミチ」なんて物が出来てしまい、浸透破壊の原因になってしまうのでしょう。
でも、日本の河川って水位が上昇する速度が早すぎて、結局、堤防天端から水が流れ出て、水の勢いで破堤していることが多い様な気がします。
破堤するときに、そのパイピングしている水ミチが、破堤を加速させているような気がしますが、全部流れだしてしまったら、何が起きたか解りません。
まあ、複合的に生じた結果と言うことなのでしょう。
対策工として川と堤防の間に金属板と書かれていますが、鋼矢板(シートパイル)ってことなんでしょうね。
堤防のお仕事がいっぱい出るような気がしないこともないですが、今までいっぱいボーリングやってますから、その結果を基にガンガン打っていこうということになるような気がします。
備えあれば憂いなし