北海道ブラックアウトの原因は苫東厚真火力発電所の依存一極集中が原因では無いでしょう?(平成30年北海道胆振東部地震)
泊原子力発電所の存在は無かったことにされている。
確かに現時点では、苫東厚真火力発電所に依存度が高かったわけだが、3.11東日本太平洋沖地震が発生するまでは泊原子力発電所とのバックアップ関係で電力を維持してきたわけです。
そんな片肺飛行をずっと続けてきた中で、メインエンジンが逝かれてしまったら堕ちるでしょう。
火力発電所一機作るのだって10数年の時間がかかるのに、綱渡りでこれまでやってきたのだから、どうしようも無い。
それを原子力発電所そのものが無かったような話になっているのは、気分が悪いなあと思う。
確かに泊原子力発電所近傍で地震が発生してしまったら、それは何らかの被害が出る事故が起きるかも知れない。
結局、火力・原子力に変わる新しいベースロード電源が確立されない限り、原子力利用が危険というリスクより、原子力発電がないと危険というリスクの方が大きくなってしまう。
まあ今回はそのアンバランスなトレードオフの選択を間違えたんだろうと思う。
電力会社が悪いわけじゃ無い。自分のところは停電すらしていないお気楽極楽な人たちの声にやられ続けている。
この地震が真冬に起きていたら、東日本大震災クラスの死人がでていたことを、放射脳の人間は想像出来ないのだろう。
電力会社および政府の対応には、すごいなと思って居るが、片肺飛行どころじゃなくて、プロペラをとりあえず取り付けてブン回ししているに過ぎない。
何か有ればまたブラックアウトに戻る蜘蛛の糸に縋っている状態なのを、また放射脳の人達は理解できない。
備えあれば憂いなし