今日は2017年度技術士試験合格発表の日

私は、もう技術士試験を受けるのを辞めて5年が経過しているので、今受けたら箸にか棒にかかかるか解りませんが・・・

今日は技術士試験の合格発表の日でありました。

一応、応用理学と建設部門を持っている私が言える口では無いのですが、ここ数年、技術士さんが、二部門目、三部門目を取りに行くのが流行っているらしい。

ある若手バリバリの私がちょっかい出したら瞬殺されてしまうような切れ者様が合格発表を待ち望んでいたようで、あるtweetが流れてきた。

普段なら、もうこの歳になって技術士試験の合格者名簿なんか見てもなんて思うのだが、たまには官報を見るのも良いか・・・と思い、ざらっと見ていた。

応用理学部門地質のところに、懐かしい名前の人を見つけた。

私の大学時代の同級生である。正確に言うと私は途中で堕落して留年したので、先輩である。

在学中、私は他人の神経をさかなでるのが得意な性格であったため・・・今でもさほど変わらないのであるが、「要らんこと言いの○○」と言われていた。

まあ思い当たるところとしては、ちびまる子ちゃんの「藤木君」と「永田君」を足して半分で割らない性格である。

要するに厄介者だったわけであり、良く今回名簿に載っている彼にも「お前なんか!」と言われていた。

大学卒業以来逢っていない、いや一度だけ大学卒業して数年後の同窓会で逢っただろうか?

彼はバリバリの地質屋さんの会社に就職して、かなりハードな仕事をこなしていると聞いていた。

隅っこで話を聞いていても、かなり労働条件が悪かった印象がある。体育会系の彼だからこんな仕事もやれるのだろうと思って居た。

私は、傍流の会社の地質のお仕事をする人だったので、彼のやってることは超一流に見えたし、彼もおまえなんか・・・みたいな雰囲気だったのをうっすら覚えている。

その会社は、この公共事業縮小の折、何処かの会社に吸収されてしまったと思う。

そして彼のことも忘れてしまっていた。私も大学の同級生からその存在の記憶は消えていると思う。

そして今日の官報を見た。彼の名前が出ていた。

私がこの部門に合格したのは30歳だったから、今年で15年になる。

今まで彼の名前を見ていなかったので、もうこの業界に居ないのかもと思っていた。

バリバリ働く人に限って身体を壊したり、精神を病んだりして居なくなってしまう業界でもある。

その中で、今日彼の名前を見て、「あぁ彼はまだこの世界でやっていたんだ」と思った。

15年前、この仕事を始めて8年目の私は、いろいろなことが有り、もう仕事を辞めようかと思っていた。

その時に、私は技術士試験の合格通知を戴いた。

神様が「不器用なお前は辞めても他に道は無いのだから、我慢して進め。」と言っているような気がした。

受かっちゃったから、この仕事を20数年も出来たんだろうと思う。

彼は、どういう道を進んできたのか知らない。たぶん何度も技術士試験を受けていただろう。

40歳も過ぎて技術士試験を受けるというのは、頭がまずしんどい。思ったことが頭からぱっと出てこないのだ。

それでも、彼は合格して名簿に載ったのである。

「Kさん。合格おめでとうございます。」

「お前ななんぞにはいわれたくねーよ」という言葉が返ってくることを想像しながら、一杯だけ乾杯させて戴きました。

(まあこのブログ、大学の同期生は誰も見ていないと思いますが・・・)

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