理学部OBとして何ができるのだろう?

理学部の予算が削られ続けていることは知っています。
地質学は風前の灯なのかもしれないけど、他の分野もそんなに変わらないでしょう。

基礎研究は、なかなかすぐに応用できるものにはなりません。
将来の世代、子どもや孫に対する先行投資という見方はできないのでしょうか?
1970年代、まだ私たちが生まれた頃に、カップリング反応というのが開発されたそうです。
いまその技術を享受して生活できているわけで、この基礎研究を技術に醸成するのに40年近くかかったわけです。

理学部OBとして私は何ができるだろう?と思っています。
理系離れが叫ばれて続けているのですが・・・
自分の子どもたちが理系に進んで欲しいと思うか?と聞かれたら、なんと答えるだろうって思ったのでありました。

全国の大学理学部長、研究予算拡充へ緊急声明 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

全国の大学理学部長、研究予算拡充へ緊急声明

 実用化には直ちに結びつかない基礎科学の研究費が減少傾向にあるとして、32の国立大学の理学部長が8日、予算の拡充などを求める緊急声明を発表した。

 東京都内で記者会見した東北大学の花輪公雄理学部長は、日本人2人の受賞が決まった今年のノーベル化学賞について「1970年代の基礎研究が次第に産業に応用され、医薬品や液晶の開発を促進した」と述べ、社会で評価されるまで時間がかかる研究への理解を求めた。

 声明は、「来年度予算で科学研究費が大幅に減額される可能性がある」と懸念を表明。政府は予算編成に関連した意見を一般から募集しているが、これに対し市民からも基礎研究の重要性を訴える声を寄せてほしいと呼びかけている。
(2010年10月9日11時02分 読売新聞)

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