約10万円の仮設住宅

地震などの被災現場で生き残っても、そのあと人間らしい生活ができるかどうかは、大きな問題だと思います。
そういう意味では、どんなに狭くてもプライバシーを確保できる個室は必要です。

本体価格10万円なら、公的援助がでるまえに、被災者もとりあえず金を出して、これを購入するかも知れない。
コンパクトにたためても、でもこれを個人で常備することはあり得ないか・・・。なかなか難しい。

成長企業・VB/第一建設、10万円切る仮設住宅 組み立て30分 災害直後に威力 – FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

第一建設、10万円切る仮設住宅 組み立て30分 災害直後に威力


簡易型の仮設住宅「QS72」を組み立てた状態

 工場建設などを主力とする第一建設(富山県黒部市)が、女性や子供でも簡単に組み立てられる簡易型の仮設住宅を開発し、発売した。地震などの災害が発生した際、被災地に仮設住宅が建設されるまでの間の利用を想定している。価格も1ユニット9万7650円と10万円以下に抑えた。吉田政裕社長は「災害直後でも、プライバシーが守られた場所で過ごしたいというニーズは強い。自治体や企業、学校などで利用してもらいたい」と話している。

 開発した仮設住宅「QS72」には、災害発生後72時間以内に、すぐに(Quick)できる空間(Space)という意味が込められている。実際、大人や子供が2~3人いれば30分程度で組み立てることができる。工具なども不要なうえ、女性や子供の力でも作業ができるのが特徴。

 プラスチックボード(ポリプロピレン製)の部品9点を、折り紙のように折り曲げたりネジで止めるなどして組み立てる仕組み。プラスチックボードは段ボールのように、内部に空気を含んだ構造をしている。これによって軽量で遮音性、断熱性に優れるうえ、折り曲げにも強いなどの効果がある。また、屋根や壁面を「くの字」に折り曲げることで強度を高めており、「上部からは180キロの荷重に耐えることを確認している」(開発担当の吉越明雄氏)という。

 室内の広さは、2.85平方メートル(1.5畳相当)で天井高は178~205センチ。ユニットをつなげて壁を取り払うことで、空間を広げることも可能だ。

 地震などの災害が発生すると、本格的な仮設住宅が建設されるまでには1カ月~1カ月半の期間がかかる。その間は避難所やテントなどでの不自由な生活を強いられる。同社では災害時のこうした問題を解消するために、同商品を開発した。

 仮設住宅以外にも、イベント会場での仮設店舗などさまざまな用途を見込んでいる。国内にとどまらず海外にも売り込んでいきたい考えだ。

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