気候大異変
今週末2/19~2/20とNHKスペシャルで「気候大異変」が放送された。
地球の気候が大きく変動しており、それによって人間の生活が、今後大きく変わっていくだろうという話だ。悪者は地球の温暖化、それの原因は二酸化炭素の増加、人間の経済活動によるものである。これを「地球シミュレーター」で計算すると、地球の環境は驚くべき状態に陥るということだ。
ショッキングな話の連続である。おそらくここで言われていることの大部分はそのようになるだろう。
今更、人間が二酸化炭素の排出を制限しても、もう進んでしまっているものは止めることは難しいだろう。
地球の温暖化を論じるときに「炭素循環」という考えがある。
炭素循環は、地球上の生物圏、岩石圏、水圏、大気圏の間で行われる炭素の交換という生化学的な循環である。地球シミュレーターでは、今、人間が掌握している事象をすべて入れて計算した結果だと思った方が良い。そんな単純にモデル化出来てない部分もあるんだという一面を忘れてはならない。もっと大きなパラメーターが隠されている可能性があるかもしれない。
二酸化炭素と地殻変動との関係という話を聞いたことがある。
海洋底拡大速度が速い(海嶺部の火山活動が大きい)と二酸化炭素の濃度が上がる。
大陸が隆起し、化学的風化が増加すると二酸化炭素の濃度が下がる。
火山活動による二酸化炭素の供給となれば、かなり地球環境に及ぼす変化も大きいだろう。
結局のところ何が言いたいのか、支離滅裂になっているが、炭素循環はまだ全然わかってない部分が多いということだ。
でも現実起きていることは冷静に分析しなければならない。
結局、今わかっているリスクを回避しながら、対処療法で生き延びていくしかないのだ。