技術士試験面接の不合格について
私は、去年の技術士試験の面接で不合格になりました。去年の統計を見ることができませんが、今年の統計だけ引っ張ってきました。
今年の口頭試験の合格率は77.9%とあり、10人中2人強を不合格にしているようです。
その数は逆算して、54人くらいが不合格とされているわけです。
情けないことに、去年はその中に入ってしまっていたわけですが、今年面接を受ける際に、試験委員経験者の話を聞く機会がありました。
「確実に受かりたいならば、応用理学部門(地質)の技術士であることは、言う必要がない。」
「経験論文をみると、応用理学部門(地質)の技術士の論文は解る。そう言う論文を提出すべきでない。」
そういう風に言われました。
理由として、最近、大挙として応用理学部門(地質)の技術士が、建設部門(土質および基礎)の技術士試験の受験者となっており、もともと建設部門の受験をしている技術者を圧迫している。試験委員としてそう言う状態は見過ごすことができないので、地質の技術士にはそれ相応の面接を課す方向になっているようです。
実際、去年は技術士であることを面接で話しており、今年は技術士であることを伏せて受験しました。経験論文もそう言う臭いのしないものに差し替えました。
情けないですが、私には技術士である立場で、それをクリアする能力はありませんでした。
今年もう一つ言えば、経験論文は全くの嘘に近い話を書きました(実際にそんな仕事(経験業務)になってない)。
一応、喜んではいますが、心の中には引っかかるものだらけだったわけです。
たぶん、調子に乗って半年もすれば忘れるでしょう。忘れてはいけない自戒の意味を込めまして、記録しておこうと思います。
平成23年度試験は受験しない・・・予定ですが、どうしましょう・・・。