黒鉱精錬工場が都市鉱山精錬工場に進化して注目を浴びているらしい
秋田県のさびれた鉱山精錬所が、世界的にも注目を浴びているらしい。
最近、話題になっている「都市鉱山」からレアメタルを抽出する技術が秀でているとのことなのだ。
秋田県と言えば、黒鉱、いろんな金属を含む鉱物資源があったのですが、含有金属種は多いものの不純物が多いという欠点があったそうです。
そんな厳しい条件から、有用資源を抽出しないといけないのですから、精錬する技術は世界でもトップクラスになりました。
しかし、諸外国のように含有量の多い低コストな鉱山には太刀打ちできず、黒鉱は閉山され、精錬工場も終息の道を進んでいたとのこと。
最近、廃棄された電子機器製品に含まれる希少金属の再利用が注目されるようになったのだが、それを抽出する技術が、黒鉱製錬技術から転換されて現在に至っているらしい。
「技術って極めると何処でどう進化して、再び脚光を浴びる解らないなあ・・・」と唸ってしまう話でありました。
その「日本の高い技術」がつい最近まで置かれていた立場を考えると、調子のいいこと言ってるんじゃねえ、と言いたいでしょうね。
本当にそうですね。
一度技術が途絶えると、あるところからやり直しになりますので、絶滅危惧された技術が延命されたような感じがします。