加速させる団体(学会)もあれば、制動させる学会もある(はやぶさの持ち帰った試料の見解)

日本地質学会のホームページを見ることがあまりないのですが、「はやぶさ」の持ち帰った試料とされる速報について、JAXAに対して要望書を出していることを教えていただきました。やはりチェックすべきサイトです。

「はやぶさ」が1個ごろんと大きな試料を持ち帰っていれば、こういう意見も出なかったのかも知れませんが、微粒子レベルでは、コンタミ含めてそう言う疑いを払拭することはできないのでしょう。

「はやぶさ」(JAXA)側としたら大きな話で盛り上がっているところ、「何か入っていた!」という話をしたいだろうし、この勢いを止めたくなかったと思います。

今後この話がどう進んでいくかは、いろんな興味があります。ただ、結果が曲げられることなく真理が議論されることが一番重要なんだということなのでしょう。

加速させる学会や組織があれば、このように「ちょっと待て!」と制動する学会があるのが科学の本来の姿なんだろうなと思いました。当然学閥があり、単純な世界ではないと思います。声のでかい小さいという社会的な問題もあるかも知れません。

ただ私自身、でかい打ち上げ花火に、疑念も持たず賛同してしまうのは、やはり極めて勉強不足と言うことなのでしょう。

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ぼちぼちと2 : はやぶさが持ち帰ったイトカワの岩片は本物か?

日本地質学会が、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)に対して、”貴機構のitokawa「はやぶさ」関連プレス発表資料についての要望書”というものを昨年12月に出しておりました。地質学会誌にも載っていたと思いますので、すでに読まれた方もいらっしゃるかと思います。

それに対して、JAXAからの回答が1月下旬にあり、それが日本地質学会のHPに掲載されています。

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