首都圏(東京・神奈川)の令和元年度技術士一次試験は中止となったらしい。追試無し返金のみの予定。
1年に1回しかやらない試験を、こういう措置で中止していいのだろうか?とは正直思う。
第4報でました。
技術士第一次試験を受験される皆様へ(第4報 10月11日 20時)|公益社団法人 日本技術士会
技術士二次試験を受験するのに一次試験が合格していないと受験できなくなってかれこれ20年近くになると思います。
なぜなら、技術士補という資格が形骸化してしまっていたからに他なりません。
そのため、日本技術士会は平成16年度頃から、技術士補となれる資格を持っていることを技術士二次試験の受験の条件にしました。
当時、義務化された時は、この試験、真面目に難しかったんです。
技術士二次試験と同じように原稿用紙を埋める筆記式だったので、合格率も低かったと記憶しております。
(幸い私は筆記式技術士一次試験を一発で合格しましたが・・・これは自慢して歩いています。)
それでは技術士二次試験の受験者が減ってしまうということで、日本技術士会は一次試験の試験を変更し、今に至っています。
紆余曲折を経ているようですが・・・
つまり、技術士補なんて資格、何の役にも立たないのに、技術士になるために必要になる前試験になってしまったわけです。
だったら万が一何か有ったらということで「追試くらい準備しておけよ」と私は言いたい。
これ、一次試験だったからこの程度のクレームで済んでいる。まあ今後炎上する可能性はありますが。
夏に行われる二次試験だったら、どうなったかな?
台風19号がヤバイという話は、今週はじめから言われており、関東地方に来る話は昨日くらいには確定的でした。
「関東地方で受験する予定者は、自費ですが他の地域で受けても良いですよ。」という救済措置はとれなかったのだろうか?
もしくは受験願書に、希望受験地を第二希望まで記載するとか、そういうリスク管理もできたはずである。
リスク管理が良く問題に出てくる技術士試験で、主催する側がここまでお粗末だと、この資格って意味有るの?って思いますね。
まあ技術士そのものも何の役にも立っていないような気が最近しておりますが・・・
技術士会に入る技術士が少ないなんて技術士会の会員は揶揄していますが、一番軽んじているのは技術士会内部の人間ではないのか?と思っている次第です。