地球深部探査船「ちきゅう」、現有技術では生々しい付加体は掘りきれないと宣言した。
南海トラフの断層のコアはそう易々とは採取させて戴けないらしい。地球様死守成功ってことか?
「ちきゅう」南海トラフ断層の掘削を断念 地層複雑、技術的に不可能 – 毎日新聞
そういうわけで、断層本体に到達することはギブアップしたのだそうです。
まあ確かに、孔が維持出来ないのなら掘れません。
どんな浅いボーリングでもどんな深いボーリングでも、孔が維持出来てこそですから・・・。
南海トラフ掘削、5200m到達は断念 探査船ちきゅう:朝日新聞デジタル
「ちきゅう」が掘り始めた場所というのはどんな地質があるかといえば・・・
沈み込み付加体という部分を掘り進めていたのだろうと思います。
その沈み込み付加体ってやつは、海底プレートが沈み込むときに表部の岩石がガリガリ削られてぐちゃっとしたものだから、まあ何処まで固まってるか解りません。
すごい硬い岩石が出てきたかと思えば、粘土みたいなものがでてきたりみたいなイメージを想像してしまいました。
まあ、陸上の付加体ってところをボーリングする時だって難儀するんですから、生々しい付加体はそら大変でしょう。
まあ研究開発は、失敗だらけですよ。失敗の中に何か見いだせるものがあるんじゃないのかな?
しれっと60億円って朝日新聞は書いておられますがね・・・