姫路駅近くで1960年代に打ち込んだH鋼杭が抜けない件

たぶんH鋼を打撃で止まるまで打ち続けた結果、杭先端で変形したのだろうと思います。

昔の人は真面目だったんですね。杭長が足らないとか言って大騒ぎした事件がちょっと前に有ったような。

変形し「抜けない杭200本」、駅チカ開発中止 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

私がまだ子どもの頃、近くのビルを建てているときに、カンカン音を立てて杭を打っていたことを思い出しました。

1960年代の基礎工事ですから、ボーリング調査もしないで杭が止まるところまで打撃しちゃいましょうということだったのでしょうか?

私の記憶が確かならば、姫路市街の地盤って、表層から砂礫だったような記憶があります。

まあ地表部の砂礫は、沖積層になるのかも知れませんが、3mも掘ればN値がN=50を越えていたはずです。

中には、礫よりも大きい玉石なんかもかなり多かったような記憶があります。

しかし地下水位は、地表面-1.0m前後と浅かったような記憶があります。

ボーリング調査でも10mくらいしか掘らないのに、16mもH鋼杭を打ち込んだということに驚いてしまいました。

そりゃ先端も変形しますよね。よくH鋼杭が折れなかったと思ってしまうくらいです。

 

さて、H鋼杭が抜けないので、土地が平面駐車場もしくはプレハブの建物しか使えないとか書かれていました。

でも支持層5mくらいで出るなら、地下階ありの直接基礎で、そこそこの規模の建物立つんじゃ無いか?と思うのですが・・・

地下水位を下げて山留め打って掘削して飛び出したH鋼杭を切ったらダメなの?

まあ地下水位下げるのが大変そうな気がしますが・・・

まだそこまで考えて居ないで解体だけ進めた結果、こういう話になってるのかなあ?と思った次第です。

 

 

 

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