僕が大学に進学するときに、志望校の中に既に「愛知教育大」という選択肢はなくなっていた。
教員採用枠が、減少傾向にあったこともあり、愛知教育大に入っても・・・先生には成れないという情報があったからだ。そもそも教員になりたくもなかったが・・・
愛知県で、小中学校の教員になりたくば、名古屋大学に入るのではなく、愛知教育大に入る必要があるということは、受験勉強をするころから周知の情報であったと記憶している。
両親が教員の同級生は、そのルートをしっかりとたどり、教員をしているそうだ。
まあ、金払うか、コネクションがあるか、何かあるか知らないが、結局のところそういう世界だと思っているので、「大分県教育委員会」から今さらこんな話が出てきても、驚かない。
でも、教えられる子どもは不幸だと思うよ。
結局大人の都合なわけで、僕も大人の都合の世の中にどっぷり浸かっているわけですが・・・
臨時講師採用も口利き、大分県教委で40年間横行 : 大分県教委汚職 : ニュース特集 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
臨時講師採用も口利き、大分県教委で40年間横行
汚職事件に揺れる大分県の教員採用に絡み、少なくとも2000年ごろまで約40年にわたり、高校の臨時講師の採用でも国会議員や県議らの口利き行為が横行していたことが複数の関係者の話でわかった。
口利きを受けた教育長が自ら選考に携わっていたケースもあったという。正規の教員だけでなく、「狭き門」にはじかれた臨時講師についても不正採用がはびこっていた疑いが出ている。
県教委によると、臨時講師の選考は、正規試験に合格した新採用者を含む教職員人事を内示した後の3月中旬に行われる。希望者の大半は正規試験で不合格になった受験者。任期は1年で、欠員が生じた学校から優先的に配属する。
複数の県教委関係者によると、臨時講師の選考は正規試験の結果に加え、希望する勤務地や専門とする教科を総合的に評価して行うことになっている。しかし、希望者の一覧表の「備考欄」には、採用を依頼した議員や県教委職員、PTA会長らの実名が書かれていた。
1990年代後半に採用業務を担当した複数の職員は、教育長が選考会議に顔を見せたことがあったと証言。このうち、幹部を含む数人が「教育長から採用者を一方的に指示された。有力者から依頼された希望者は、都市部の進学校などに採用されていたようだ」などと語った。
この当時の教育長は、口利きした人物の名が書かれた一覧表による選考が60年代前半から00年ごろまで行われていたことを認めたうえで、「口利きを元に採用者を決めたと誤解されかねない行為で反省している。備考欄の記名は採用を頼んできた議員らに、辞令の前に配置される学校を知らせるためで、選考に手心は加えていない」と説明した。
(2008年7月15日 読売新聞)
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