大分県の地震で液状化が発生したとニュースがでていたのでどこか見てみた雑感。
大分県で震度5強を観測した地震ですが、大分県で液状化が発生したとニュースが流れていました。
2022年01月22日01時08分頃 日向灘M6.4 dep=40km 最大震度5強 | 地質屋さんと呼ばないで
画像の背景に、サンフラワーのフェリーが見えますね。そういうことは臨海部って事なのでしょう。
その角度から見るとここじゃないか?と推測しました。違ったらごめんなさい。
古地図で見ると戦前1914年の地図では防波堤だけ存在しているだけです。
工業化が進みだした1960年代には、埋立が終わっており、なんかタンクが見えますね。
1970年代になったらタンクがびっちりになっています。
2000年くらいの写真だと思いますが、そのころはタンクが撤去されて更地になっています。
たぶん、阪神淡路大震災の被害から、臨海部のタンク基礎の液状化の問題からこの場所はタンクを撤去したのかも知れません。
その後土地を購入された運送会社さんにとっては気の毒ではありますが、そのままタンクが残っていたら厄介なことになっていたと思いますので、避災成功と言えるのかも知れません。
土地を売るときに液状化対策なんかしていたらとんでもない高い金額になると思いますので、そのまま売ってしまったんでしょうね。
売った方が悪い?買った方が悪い?なんとも言えません。
(追記:2022/01/23)
KuniJibanというサイトがありますがそこで被災地周辺の地盤調査の情報を見てみました。
大分港は液状化の発生したところよりも東側で公的な調査がびっちりやられていますね。
そう言う意味でもなんかポケットに入った残った土地と言ったような感じがします。
沖合の海上ボーリングの結果をみたら、まあこんな地盤の上に盛土がされている。
たぶんフェリー港で水深をさげる為に浚渫した土をここ入れるなんてことは想像しやすいですので、それなりの地震動が地盤に入れば液状化するんだろうと思いました。