だったら立証してください。

オウム真理教という団体が犯罪者集団であっても、ぜんぶお前のところが悪いというのは無理な話で、客観的かつ誰が見ても納得できる形で立証できなかったと言う点で、「公安警察の負け」には変わりがないのです。
いまさら「オウム真理教がやったことなので、国民の皆さん安心して生活してください」なんて言われても、「はいはいそーですか」とは納得しないでしょう。

警察庁長官狙撃:「オウムのテロ」 会見で警視庁公安部長 – 毎日jp(毎日新聞)

警察庁長官狙撃:「オウムのテロ」 会見で警視庁公安部長
2010年3月30日 11時35分 更新:3月30日 13時22分

国松孝次・警察庁長官(当時)が狙撃された殺人未遂事件の公訴時効(15年)が成立した30日、警視庁の青木五郎公安部長は会見し「オウム真理教の信者グループが松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の意思の下、組織的・計画的に敢行したテロと認めた」と発表した。その上で「犯人に法の裁きを受けさせることなく時効を迎えたことは誠に残念」と述べた。警視庁が時効事件で所見を示すのは初めて。南千住署捜査本部は30日午後、容疑者不詳で東京地検に書類を送付し捜査を終結した。

 青木部長は会見の冒頭、「私どもの力が及ばなかったことに尽きる。謙虚に反省し、今後の糧にしなければならない」とメモを読み上げた。

 警視庁は会見で、A4用紙16枚の捜査結果概要を公表。「オウム真理教による組織テロと認めた」としながらも、「グループを構成する個人全員の特定、各個人の果たした具体的な役割の特定には至らなかった」とした。

 概要では教団幹部ら8人をアルファベットで記載し捜査結果を評価したが、「可能性が高い」「推認される」などあいまいな表現で関与を指摘した。報道陣からは「あいまいな根拠で犯行グループと断定し、公表するのは人権侵害にあたるのではないか」との質問が相次いだ。青木部長は「15年間、48万人を投じた捜査について国民に説明する必要があると考えた。オウムによるテロの悲劇を二度と繰り返さないことが大事で、人権にも配慮して公益性の観点から判断した」と述べた。

 捜査を主導した公安部と刑事部との間で連携不足があったのではとの指摘に対しては「発生当初から刑事部も多数(の捜査員)が入り、一体となって捜査した。総力を挙げて全力で捜査した」と述べ否定。教団による事件と決めつけた捜査だったとの批判については「特定の見立てや構図によってなすべき捜査がなされなかったことはないと確信している」と語った。

 大阪市で01年に起きた現金輸送車襲撃事件などで無期懲役が確定し、毎日新聞などに「狙撃事件を実行した」と主張する男(79)の関与については、「捜査結果と矛盾する点が多数あった」として「事件とは関係ないと判断した」と述べた。

 捜査結果概要は31日から1カ月、警視庁のホームページに掲載される。【村上尊一】

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