チリ地震だ、なんだかんだで、大騒ぎな2月28日でした。
せっかく録画するならば、津波警報のないところを録画したいと思い、後日の再放送を録画しました。
僕はこの番組は、話題の人を取り込んだ民主党万歳という番組にするのかと思っておりましたが、そうではありませんでした。かなり面白い番組だったと思います。
「国(政府)の力なんて弱いですね」の一言がずしりと響く。
報道されたかどうだか解らないが、湯浅誠氏は既に内閣府参与の職に対して辞表を提出していたのには驚いた。現在、民主党に慰留されているらしい。
民主党の考えと政府の考え、そして湯浅誠氏の考えがかなり食い違っているような気もしないでもなかった。
民主党は、夏の参議院選挙をにらんで、目玉の看板候補者に「湯浅誠」という名前を挙げたかったに違いない。
だから、政府の中に入れて、湯浅氏のやりたい事業について、NOを出さずに最大限協力したと言った形だ。
湯浅氏は、純粋に世の中の底辺に落ちそうな人を救うべく、セーフティネットの構築を目指して政府を利用してみようと言う思惑があったと思う。(そう述べている。)
政府は、なんか変な人が入ってきた、民主党の圧力もあるので、なんとか動くしかないと言ったところだろう。
見事に民主党は、選挙の看板を捕まえることができなかったというのが今回の結果だったようだ。
湯浅誠氏は、「世論」という言葉を頻りに使った。
底辺に落ちそうな人を国の税金で救済しようとすることは、「世論」が付いて来なければできない。
ホームレスや無職な人に対して、日本国民が向ける目が変わらない限りは難しいと言っていたのだ。
今年の正月の国営の派遣村では、支給された金がそのままパチンコやタバコ・酒代に消えていたと言う事実もあることから、なかなか理解を得るのは難しいのだろう。僕も理解できないところがある。
本気で何とかしたいと思った湯浅氏に対して、選挙の看板にしようとした民主党が滑稽に見えたのは僕の偏見だったのだろうか?何とかしたいけど金がなく、これ以上負担が増やせない役所も辛いところだ。
9日深夜にも再放送されるそうなので興味のある方はどうぞ。
1年前、”年越し派遣村”の村長を務めた湯浅誠氏。NPOとして在野で活動を続けてきた彼が政府に招かれ、昨年秋から内閣府の参与となり、緊急雇用対策本部「貧困・困窮者支援チーム」事務局長として活動を始めた。待ったなしの貧困対策。カメラは、従来の枠組みを超え、官僚や政治家、地方自治体の間を自在に飛び回り、貧困者の対策に乗り出す湯浅に密着。「誰もが平等に尊厳を大切にされる社会」を理想に掲げ、現場一筋に解決策を見出してきた湯浅は、果たして行政に横たわる様々な障壁を乗り越え、効果的な施策を実現してゆけるのか。困難に直面しながら格闘し、時に挫折する湯浅の100日を通して、政治主導を掲げる新政権、そしてなかなか崩れない縦割りの官僚組織や、疲弊する地方自治体の現実を描いていく。
参議院戦における目玉候補になる可能性が高い湯浅誠氏がNHKスペシャルに登場する。
NHKたっての選挙活動とも見えないわけではない。
NHKの立ち位置が何処にあるか解る番組となるであると予想しています。時の人である湯浅誠氏が民主党の中を食っていくのか、それとも民主党の広告塔に成り下がるのかの端境でもあるような気がします。
あまり湯浅氏のことを知らないので、見てみたいと思っています。
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