今日の中日新聞の一面は「原発 噴火で甚大被害」
今日の中日新聞の一面は、「原発 噴火で甚大被害」だそうだ。
(年末の三連休の中日で、これといって事件が無かったから、あらかじめ用意されていた記事とは思う。)
原発、噴火で甚大被害の恐れ 火山学者警告 | 1面 | 朝夕刊 | 中日新聞プラス
Twitterでは、構造地質学者(活断層)よりも火山学者のほうが元気元気で、まあこういう話をよく見るのですが、Twitterをしない人には読まれないから、中日新聞が取り上げたといった感じがします。
「活断層より火砕流が深刻」ってのは災害規模が違いますから確かにその通りだと思いますし、発生確率的に見たらさほど違いは無いのかな?と思います。活断層だけを取り上げて、原子力施設の評価をするのは、その記事のとおりおかしいと思う次第です。
考えられるリスクはどんどん問題提起するべきですし、その分野の研究者は声を出すべきことだと思います。
中日新聞は、原発大反対新聞ですから、今回の記事に至ったのでしょう。
でも・・・私は次の原子力発電所の重大インシデントは、自然災害に起因しないと予想しています。所詮人間がコントロールする施設ですから、「え?」という理由で発生すると予想します。
(多分老朽化に耐えられなくなって、そこからなし崩し事故が起きるような気がする。日本か、外国かはわからない。)
中日新聞でもどこでもかまわないのだが・・・日本国内の原子力発電は大反対しているが、近隣諸国の原子力発電については、触りもしないのはおかしいとは思います。
私?原発賛成?反対?と聞かれると何とも言えないんですよね。
代替エネルギー問題が解決できないなら、ベースエネルギーとして一定量確保しておくのも一つの方法じゃないのか?と思うわけです。
完璧とは言わずとも重大インシデントの起きにくい原子力施設というのは、作れないのだろうか?
福島県に人の住めなくなった土地があるんだが、そこにそういう研究をする施設は作ってはだめなのだろうか?
一度毒を喰らったのだから・・・皿まで喰うしかなくないか?
でもこの大反対の風潮のなかで、古くなった原子力施設を延命して使いつづけることになるのだろう。
それが次の事故の原因につながっているとも知らずに、反対派も賛成派も議論のぶつけ合いがこの先永遠に続けられる・・・。